「とっかかりになる」や「足がかかりをつかむ」って英語でなんて言うの?
「とっかかりになる」や「足がかかりをつかむ」は、なにかの手がかりを見つけたときに使う表現。
日常会話でも使いますが、ビジネスに関連して使われることがよくあります。
「求職中でなかなか仕事が見つからないとき」
「ある仕事のキャリアを積むための第一歩」
「会社・組織に入るためのキッカケ」
たとえば、こんな場面ですね。
実は、今回の英語フレーズの語源がおもしろく、覚えておくとイメージしやすいのも特徴の1つなんです。
ということで、「とっかかりになる」や「足がかかりをつかむ」の英語フレーズと使い方について早速見ていきましょう。
「とっかかりになる」は英語で?
「とっかかりになる」や「足がかかりをつかむ」は英語で、
get one’s foot in the door
このように表現します。
“get one’s foot in the door” の発音
“get one’s foot in the door” は、直訳すると「(人物の)足をドアの入れる」
この英語フレーズは、売り込みの営業でセールスマンがお客さんの家を訪問し、足を突っ込んでドアを閉めさせないようにした様子から由来しています。
そこから、「とっかかりになる」や「足がかかりをつかむ」、「チャンスをつかむ」といった意味で使われます。
話を聞いてもらうチャンスを逃さないぞ!という必死さが伺えますね。
また、「最初の一歩を踏み出す」や「(会社・組織に)うまく入り込む」といった意味もあります。
日本語の意味はいくつかありますが、いずれにしてもコアイメージ(元となる意味・ニュアンス)は「とっかかり」なので、これさえ抑えておいて応用が効くようにしておきましょう!
また、「とりあえずやってみる」という意味でネイティブがよく使う表現があります。気になる方はこちらの記事をご覧ください。
「とっかかりになる」の英語表現の使い方
では、「とっかかりになる」や「足がかかりをつかむ」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
I just got my foot in the door working as an intern at Amazon.
私はアマゾンでインターンとして働く足がかりをつかんだ。
A: How’s your job-hunting?
A: 就職活動はどんな感じ?
B: I’m trying to get my foot in the door but it’s not going well so far.
B: 足がかりをつかもうとしているんだけど、今のところあまりうまくいっていない。
A: The company seems nice but the pay is not great.
A: この会社は良さそうだけど、給料はイマイチなんだよな。
B: Just get your foot in the door first so that you can built your career.
B: とりあえずまずは足がかりをつかんでみなよ。そしたら自分のキャリアを築けるわけだし。
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「とっかかりになる」の英語表現 まとめ
get one’s foot in the door
「とっかかりになる」や「足がかかりをつかむ」、「チャンスをつかむ」といった意味の他に、「最初の一歩を踏み出す」や「(会社・組織に)うまく入り込む」といった意味もある。
日本語の意味はいくつかあるが、コアイメージ(元となる意味・ニュアンス)である「とっかかり」の感覚を抑えておくといい。