気になる人“apples and oranges” は「りんごとオレンジ」って意味じゃないの！？
たとえば、「アクション映画とラブストーリー、どっちがいい？」という質問に対して、
That’s apples and oranges.
こんな風にネイティブが言ったら、どんな意味になると思いますか？
一見、ただの果物の話。でも実は、ある比喩的な感覚を表すときに使うフレーズ。
英語らしい言い回しが詰まったこのフレーズ、あなたもきっと日常会話で使いたくなりますよ。
apples and oranges の意味は？
“apples and oranges” は、
- まったく違うもの
- 比べようがない
- 月とスッポン
“apples and oranges” の発音
“apples and oranges” の直訳は「りんごとオレンジ」。
ですが、ネイティブがこのフレーズを会話で「まったく性質の違うものを比較しても意味がない」といったニュアンスで使います。
日本語だと「まったく違う」「比べようがない」「月とスッポン」といった意味に相当します。
りんごとオレンジは、どちらも果物ではあるものの「色・味・食感・栄養が違う」ことから、パッと見は似ているけど、本質が違うから比べられないという喩えとして使われるようになりました。
Taka他のフルーツでも似たものはありそうですが、昔から割とこの２つの果物が一般的に知られていたのもかもしれませんね。
“apples and oranges” と同じような意味で使える類似表現はこちら。
- night and day
- 「夜と昼」なので、まったく違う２つのものであることは想像しやすいはず。
- chalk and cheese
- 主にイギリスで使われるフレーズ。一応見た目が似ていることから使われるフレーズらしいですが、似てますかねぇ・・・？笑
ちなみに、 “oil and water” （水と油）という表現もありますが、このフレーズは「相容れないもの、決して混じり合わないもの」といった意味です。
なので、”apples and oranges” のように「２つを比べてまったく違うもの」を表すニュアンスとは異なります。混同しないように注意しましょう！
apples and oranges の使い方
では、 “apples and oranges” の使い方を例文で見ていきましょう。
Those two jobs are apples and oranges.
その2つの仕事は全く性質が違うよ。
Don’t compare your relationship to theirs. It’s apples and oranges.
自分たちの関係をあのカップルと比べちゃだめだよ。全然違うんだから。
You can’t compare art and science. They’re apples and oranges.
アートと科学は比べられないよ。全然別物だもん。
A: I like both jazz and rock.
A: ジャズもロックも好きだな。
B: Apples and oranges, but both are cool.
B: 全然違うけど、どっちもカッコいいよね。
A: This tablet is better than that laptop.
A: このタブレット、あのノートPCより良くない？
B: Apples and oranges. Depends on what you need.
B: 用途によるよ。全然違うから。
A: I don’t get why people compare TikTok and YouTube.
A: TikTokとYouTubeを比べる意味がわかんない。
B: Yeah, apples and oranges. Totally different platforms.
B: だよね。全然別物じゃん。
その他の表現はいかがでしょうか？↓
apples and oranges の英語表現 まとめ
- まったく違うもの
- 比べようがない
- 月とスッポン
「まったく性質の違うものを比較しても意味がない」といったニュアンス。
“apples and oranges” と同じような意味で使える類似表現。
- night and day
- chalk and cheese
