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「ピンチはチャンス」って英語でなんて言うの?
よく、「ピンチはチャンス」って言葉が使われますよね。
スポーツの試合でピンチの場面を切り抜けたあと、チャンスが訪れることが多かったり。
仕事などで苦境に追い込まれているときに、逆にチャンスだと捉えて、自ら行動をしてみたら突破口が見えたり。
「ピンチ」も「チャンス」も英語から来た言葉ですが、だからと言って「ピンチはチャンス」を英語で “Pinch is chance” とはなりません。
ただ、「ピンチはチャンス」のような意味で使われる表現は英語にもあります。
ということで、今回は「ピンチはチャンス」の英語フレーズと使い方についてお届けします。
「ピンチはチャンス」は英語で?
「そんなに自分を責めないで」は英語で、
Tough times bring opportunity
このように表現します。
“Tough times bring opportunity” の発音
“tough” は日本語でも「タフ」でお馴染みで、「タフガイ」のように「強い」や「頑丈な」という意味もありますが、他にも「大変」や「つらい」といった意味もあります。
たとえば、終電まで仕事をしていた人が “I got the last train home last night.” と言ったときに “Wow, that was tough.” と言ったりします。
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いろいろな場面における「大変」や「つらい」に “tough” は使えますね。
“Tough times bring opportunity” は直訳すると、「大変な時間は機会を持ってくる」となります。
ただ、ここでの “tough time” は「大変な時間」というよりも、「つらい体験(をした時間)」といったニュアンス。
そして、その経験が “oppotunity” 「機会・好機(=チャンス)をもたらす」といった感じです。
日本語の「ピンチはチャンス」のニュアンスにかなり近いと思います。
実は、他にも「ピンチはチャンス」の意味合いで使える表現があります。
- Difficulties bring fortunes
- What doesn’t kill you makes you stronger
“difficulties” は “difficulty” の複数形で「困難なこと」といった意味。
“Difficulties bring fortunes” は「困難なことは幸運をもたらす」となります。
また、 “What doesn’t kill you makes you stronger” は長い文章ですが、直訳すると「あなたを殺さないことは、あなたを強くする」となります。
直訳だと変な感じですが、要するに「死に至らないことであれば、あなたを強くする」といった意味です。
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いずれも、「ピンチはチャンス」のニュアンスで使えますよ。
ちなみに、アメリカ人歌手の Kelly Clarkson が「Stronger」という曲で、 “What doesn’t kill you makes you stronger” と歌っているんです。
「ピンチはチャンス」の英語表現の使い方
では、「ピンチはチャンス」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
Take it easy! Tough times bring opportunity.
気楽に行こうぜ!ピンチはチャンスよ。
A: At this rate, Japan team will end up losing it!
A: このままだと、日本チームが負けちゃうよ!
B: I believe that tough time bring opportunity! Fingers crossed!!
B: ピンチはチャンスだと信じてる!頑張れ!!
A: I totally screwed up…
A: 完全にやってしまった・・・。
B: Don’t beat yourself up too much. Tough time bring opportunity.
B: 自分をあまり責めすぎるな。ピンチはチャンスだ。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
「ピンチはチャンス」の英語表現 まとめ
Tough times bring opportunity
ここでの “tough time” は「大変な時間」というよりも、「つらい体験(をした時間)」といったニュアンス。
- Difficulties bring fortunes
- What doesn’t kill you makes you stronger
“Difficulties bring fortunes” は「困難なことは幸運をもたらす」
“What doesn’t kill you makes you stronger” は「死に至らないことであれば、あなたを強くする」
どちらも「ピンチはチャンス」の意味で使える。