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「副業」と「複業」は英語でなんて言う?

気になる人

最近、流行ってきている「副業」や複数の仕事をする「複業」の英語ってなんて言うんだろう?

「労働時間の短縮による働き方改革」

「副業が解禁になった」

「収入の不足を補いたい」

色々な理由によって「副業」をする人が増えてますね。

Taka

副業の方が収入がある、なんて人もいるみたいですよね!

さて、日本ではメインの仕事を「本業」、それ以外を「副業」と言ったりしますが、英語ではどう表現するでしょう?

さらに、複数の仕事を行うことを「複業」の英語フレーズもご紹介します。

もくじ

「副業」は英語で?

「副業」は英語で、

  • second job
  • side job
  • side hustle
  • side gig
  • ~on the side

このように表現します。

Taka

こんなに表現あるの!?って感じですよね。

1つずつ見ていきましょう。

second job

“second job” の発音

4つの表現の中で、一番わかりやすいのが “second job” でしょう。

「本業」が1番目の仕事(first job)、「副業」は2番目の仕事ってことですね。

I’ve taken a second job as a delivery driver because living expenses are getting expensive.
生活費が高くなっているので、副業として配達ドライバーをしている。

I work in an office during the week, but I have a second job at a restaurant on weekends.
平日はオフィスで働き、週末は副業としてレストランで働いている。

side job

“side job” の発音

他の3つには “side” が使われてますが、 “side” は「側面」や「横」の意味だけでなく、「主要でないもの」「追加のもの」といった意味合いもあります。

つまり、 “side job” は「主要でない仕事 = 副業」ということになります。

I work as an engineer during the day, but I have a side job as a bartender on weekends.
私は日中エンジニアとして働いていますが、週末はバーテンダーとしての副業がある。

A: You always seem so busy. What do you do in your free time?
A: いつも忙しそうだね。暇なときは何をしてるの?


B: Well, aside from my day job, I also have a side job as an English teacher.
B: 日中の仕事の他に、英語の家庭教師としての副業もしています。

side hustle

“side hustle” の発音

“side hustle” の “hustle” は「急ぐ」や「奮闘する」、名詞では「活動」や「仕事」を指します。

Taka

カタカナでも「ハッスル」って言葉はありますよね。

なので、先ほどと同じく「主要でない仕事 = 副業」となります。

A: I noticed you’ve been making a lot of accessories lately. Is it just a hobby?”
A: 最近、たくさんのアクセサリーを作ってるみたいだけど、趣味なの?


B: It started as a hobby, but now it’s become my side hustle. I sell them online.
B: 趣味として始めたんだけど、今は副業としてオンラインで売ってるんだ。

side gig

“side gig” の発音

“side gig” のように “gig” を「仕事」の意味で使うこともよくあります。

“gig” はもともと音楽家・アーティストの公演を指す言葉でしたが、そこから短期的な仕事全般を指すようになりました。

Taka

このような “gig” の使い方は、アメリカ英語でよく耳にしますね。

My main income comes from my office job, but my side gig of selling handmade crafts online brings in a decent amount too.
私の主な収入源はオフィスの仕事ですが、オンラインで手作りの工芸品を売る副業もかなりの収入をもたらしている。

~on the side

“~ on the side” の発音

前述のとおり、 “side” には「主要でないもの」「追加のもの」といった意味合いがありましたね。覚えてますか?

“on the side” はイディオム表現で「メインとは別に」といった意味があります。

また、レストランで注文するときに「別に添えて」や「付け合わせに」といった意味で、

Can I have the dressing on the side?
ドレッシングを別に添えてくれますか?

こんな使い方もできます。

Taka

ドレッシング以外にも「メインとは別にして欲しいもの」を指すときに使えので便利です。

I’m a math teacher, but I also do graphic design on the side.
私は数学の先生をしているが、副業でグラフィックデザインもしている。

「副業する」は moonlight を使うこともある

ここまでは、名詞「副業」の英語を紹介しました。

“I have a side job as a teacher” のように、「副業」の英語フレーズを使って「副業する」ことを言い表すことはできましたよね。

ですが、実は直接「副業する」の意味で使える英語フレーズもあるんです。

「副業する」は英語で、

moonlight

“moonlight” の発音

Taka

何で “moonlight” で「副業する」になるの?って感じですよね。

“moonlight” は名詞で「月光」という意味。

昔、人々が夜に別の仕事をしていたことから由来していて、メインの仕事の他に「非公式・秘密裏に別の仕事を持っている」というニュアンスで使われるようになったと言われています。

Taka

今では単に「副業する」の意味で使えます。

たとえば、「彼はバーテンダーとして副業をしている」を英語で言う場合、

He has a side job as a bartender.

の代わりに、

He moonlights as a bartender.

このように “moonlight” が使えるんです。

I heard he’s moonlighting at a cafe, but he hasn’t told anyone at the office.
彼がカフェで副業していると聞いたが、オフィスの誰にも言っていないみたいだ。

「複業」は英語で?

メインとは別に違う仕事をする「副業」以外に、複数の仕事をする「複業」という言葉も聞かれるようになりました。

「複業」は英語で、

multiple jobs

“multiple jobs” の発音

Taka

「多数」「複数」は “multiple” なので “multiple jobs” ということですね。

さらに、「複業をする」は英語で、

  • wear multiple hats
  • juggle multiple jobs

面白い表現ですね。1つずつ見ていきます。

wear multiple hats

“wear multiple hats” の発音

“wearing multiple hats” は「複数の帽子を被っている」が直訳。

一説には、1900年代はじめ頃は帽子で職業、役職を分けていたことがあり、その時の表現が今でも使われていると言われています。

なので、「色々な職業の帽子を被っている = 複業をしている」ということですね。

Taka

オシャレな表現ですね〜!

どちらかと言うと、1つの大きな組織、プロジェクトの中で複数の役割・責任を持っている場合に使われることが多いです。

たとえば、マーケティング、経理、顧客対応を1人の人間が行うような場合ですね。

I often wear multiple hats. One day I might be writing articles, the next day designing graphics, and the day after that managing a client’s social media.
私はよく多くの役割を担当する。ある日は記事を書いたり、翌日はグラフィックをデザインして、翌々日はクライアントのソーシャルメディアを管理している。

In a small startup, it’s common for employees to wear multiple hats. Jackie, for instance, handles both marketing and customer service.
小さなスタートアップ企業では、従業員が複数の役割を担うことが一般的である。例えば、ジャッキーはマーケティングとカスタマーサービスの両方を担当している。

juggle multiple jobs

“juggle multiple jobs” の発音

“juggle” という単語にあまりピンとこないかもしれませんが、 “juggling” の派生語です。

ジャグリング(juggling)といえば、ボールをいくつも空中で回し続ける芸を想像すると思いますが、まさにそのイメージ。

つまり、「ボール」を仕事に例えて、複数の仕事を次々と回し続ける様子から、この “juggle” を使います。

Taka

日本語の「仕事を掛け持ちする」みたいな感じですね。

To make ends meet, he has to juggle multiple jobs, including driving for a ride-sharing service and working at a grocery store.
生計を立てるために、彼はライドシェアサービスのドライバーやスーパーの仕事を含む複数の仕事をしなければならない。

Juggling multiple jobs can be challenging, but it’s also an opportunity to learn and grow in different fields.
複数の仕事をこなすのは大変だが、それは様々な分野で学び成長する機会でもある。

こんな他の表現はいかがでしょうか?↓

「副業」と「複業」の英語表現と使い方 まとめ

  • 「副業」の英語表現
  • second job
  • side job
  • side hustle
  • side gig
  • ~on the side
  • 「副業する」は英語で、

moonlight

“short” という単語が使われているだけあり、「〜を短くする」というニュアンスがある。

  • 「複業」の英語表現

multiple jobs

  • 「複業をする」の英語表現
  • wearing multiple hats
  • juggling multiple jobs
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もくじ