“once in a blue moon” ってどんな意味??
“once in a blue moon”
ちょっとポエム的な表現ですが、「ブルームーンってなんだろう?」と考えてしまいますよね。
ただ、ブルームーンと言っても実際に月が青くなる現象はなく、あくまでも人間にとって青く見えているだけなんだそうです。
この “once in a blue moon” という表現にはおもしろい語源があり、その由来を知ると今回の英語フレーズがすぐに理解できるんじゃないかと思います。
ということで、 “once in a blue moon“ の意味と使い方についてお届けします。
once in a blue moon の意味は?
“once in a blue moon” は、
- めったにない
- ごく稀に
こんな意味があります。
“once in a blue moon“ の発音
“once in a blue moon” は「ブルームーンのときに1度」が直訳。
通常、月は30日のサイクルで満ち欠けを繰り返しますが、ひと月に2回満月が来ることがあり、「2回目の満月」のことをブルームーンと呼びます。
ある説のよると、2.5年に1回程度の割合でのみブルームーンは出てこないそうで、それだけ希少でめったに起こり得ない現象のようです。
そういった状況から転じて、 “once in a blue moon“ は「めったに〜ない」や「ごく稀に」という意味で使われます。
ブルームーンの性質を理解しておけば、今回の英語フレーズを丸暗記する必要はないですね。
ちなみに、ブルームーンと呼んでいますが実際には月が青くなっているわけではなく、大気中の煙やほこり、その他の粒子によって人間には青く見えているだけなんだとか。
たしかに、月って自ら光を発するわけではなく、太陽の光を反射しているだけですもんね。
“once in a blue moon” は、下記の英語フレーズに変えることもできます。
- rarely
- hardly ever
- seldom
“rarely” の発音
“hardly ever” の発音
“seldom” の発音
上記のフレーズを “once in a blue moon” とまったく同じ場所に入れ替えることはできませんが、同じような意味で使うことができる英語フレーズですね。
たとえば、「めったにお寿司を食べない」と英語で言う場合、
I eat sushi once in a blue moon.
と言えますが、
I rarely eat sushi.
I hardly ever eat sushi.
I seldom eat sushi.
言い換えフレーズを使うと、このように言うこともできます。
“rarely” は日常会話、ビジネスどちらでも使われますが、 “hardly ever” はよりカジュアルな響きがあるため、ビジネスではあまり適してません。
一方、 “seldom” は一番フォーマルで堅苦しい表現なので、ライティングで使われることはありますが、会話においてはネイティブは基本使いません。
once in a blue moon の使い方
では、 “once in a blue moon“ の使い方を例文で見ていきましょう。
Shootings do happen in Japan but only once in a blue moon.
日本でも銃撃事件は起こるが、ごく稀である。
A: I know you’re on a diet pretty seriously, but do you ever eat junk food?
A: かなりマジでダイエットしているみたいだけど、ジャンクフードを食べることはないの?
B: Yeah I do but once in a blue moon though.
B: あるよ、ごくたまにだけどね。
I see my parents in person once in a blue moon because I live in overseas and only go home once every two to three years.
私は海外に住んでいて2~3年に1度しか帰省しないので、両親と直接会うのはごくたまにです。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
once in a blue moon の英語表現 まとめ
- めったにない
- ごく稀に
ひと月に2回満月が来ることがあり、「2回目の満月」のことをブルームーンと呼ぶ。ブルームーンは2年半に1度の割合でしか出てこないのでとても稀である。
そういった状況から「めったに〜ない」や「ごく稀に」という意味になっている。
- rarely
- hardly ever
- seldom