“The world is your oyster” って、なぜ「オイスター」!?
“The world is your oyster” という表現を知っていますか?
僕はこの表現を初めて聞いたとき、まったく意味がわかりませんでした。
「オイスターって、なんかおいしそう」とか思ってました。笑
「飴と鞭」のように見た目からなんとなく意味が想像できる表現が日本語にありますが、英語には見ただけでは意味のわからない表現やフレーズが存在します。
もし、どこかで “The world is your oyster” と見たり聞いたりしたときに「どゆこと??」とならないように、本記事でこのフレーズの意味と使い方を押さえておきましょう。
The world is your oyster の意味は?
“The world is your oyster” の意味ですが、直訳すると「この世界はあなたのカキだ。」と、いかにもGoogle翻訳に出てきそうな訳になってしまいます。
もちろん、こんな意味で使われません。
“The world is your oyster” の本当の意味は、
- 世界はあなたのもの
- あなたの可能性は無限大
“oyster” といっても食用のカキではなく、”pearl oyster(真珠貝)” を指しています。
ではなぜ “The world is your oyster” はこういった意味なのか。
この表現の語源は、シェークスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』に出てくるピストルという登場人物が言ったセリフに由来します。
Pistol: “Why then the world’s mine oyster, which I with sword will open.”
The Merry Wives Of Windsor
「世界が牡蠣のようなものならば、この剣で世界をこじ開けてみせよう。」
つまり、誰にでもチャンスは転がっていて、自分のやる気や努力、工夫次第でそれをつかむことができる、なんとでもなるといったニュアンスがあります。
The world is your oyster の使い方
“The world is your oyster” の使い方ですが、 実際には “your” のところは所有格の “one’s” が入ります。
The world is one’s oyster
では、例文を見ていきましょう。
A: Hey, how are you doing?
A: よぉ、調子はどうだい?
B: Doing good.
B: いいよ。
A: Of course you are! The world is your oyster.
A: もちろんそうだろう!世界は君が思うがままなんだからな。
A: I’m thinking about changing my career path. What do you think?
A: キャリアを変えようとおもっているんだけど、どう思う?
B: The world is your oyster. You should do what you really like.
B: 可能性は無限大だよ。あなたが本当に好きだと思ったことをやるべきだ。
The world is your oyster の言い換え表現は?
“The world is your oyster” に代わる他の表現があります。
似たような表現はたくさんあると思うので、その中でもネイティブがよく使っている表現を4つ挙げておきます。
- The world is yours.
- everything is possible.
- The sky is the limit.
- All opportunities are open.
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
The world is your oyster の英語表現 まとめ
- The world is your oyster
- 世界はあなたのもの
- あなたの可能性は無限大
誰にでもチャンスは転がっていて、自分のやる気や努力、工夫次第でそれをつかむことができる、というニュアンス。
所有格 “one’s” を文脈に合わせて使う。
The world is one’s oyster