“in the worst way” って「最悪の方法で〜」みたいな意味じゃないの??
いきなりですが、
“I wanted to see that movie in the worst way.”
この文章は一体、どんな意味でしょう?
「最悪の方法であの映画を見たかった」と思った方も多いと思いますが、文章としての意味はよくわかりませんよね。
なぜなら、「最悪の方法」と「映画を見たかった」がうまく結びつかないから。
「劣悪な環境で映画を見る方が興奮する!」って方は別ですが・・・笑
実は、この “in the worst way“ というフレーズは別の意味のスラング表現として使うこともあるんです。
in the worst way の意味は?
“in the worst way” は、
- とても
- 非常に
- どうしても
実はこんな意味もあるんです!
“in the worst way” の発音
“in the worst way” は、直訳すると「最悪の方法で」や「一番悪い形で」です。
そういった意味で使われることが多いですが、「とても」や「非常に」の意味として使うスラング表現でもあります。
スラングとして使われる頻度はそこまで高くないですが、知っておくといいでしょう。
なぜ、このようにネガティブからポジティブな意味に変わったのか?ひと通り調べてみたのですが、語源や理由などは特に見当たりませんでした。
ただ、日本語でもネガティブな言葉→ポジティブな意味として使われるようになった言葉はありますよね。
たとえば、「ヤバい」という言葉。本来は「危ない」や「危険」といった意味ですが、
- この料理、ヤバいぐらい美味い
- あの選手の活躍、ヤバすぎ。最高!
このように、「ヤバい」は今では肯定的にも使われます。しかも、ただ「良い」のではなく「スゴイ」ことが強調されています。
おそらく、 “in the worst way” もこれと似たようなものだと考えられます。
ネガティブ、ポジティブ、どちらの意味で使われれているか判断するのは、基本的に文脈から読み解くしかありません。
“want” や “hope” といった単語と一緒に使われているときは、ポジティブな意味で出てくることが多いですね。
また、 “so bad” や “so badly” も「とても〜である」といった意味で使われる英語フレーズですが、これらも同じようにネガティブ→ポジティブのニュアンスで使われています。
悪いこと、良いことは、時と場合によって『反対の意味』に転じることもあるので、頭の中に入れておきましょう。
in the worst way の使い方
では、 “in the worst way” の使い方を例文で見ていきましょう。
I wanted that job in the worst way and I got it!
とてもやりたかったあの仕事に就けることになった!
I think Shohei in the worst way wanted to get that run back and he actually did.
翔平はどうしても点を取り返したいと思っていて、実際に彼はそれをやった。
She missed her family in the worst way, but they surprised her with a visit.
彼女は家族に会えず寂しい思いをしていたが、家族が訪ねてきて驚いた。
He wanted to travel the world in the worst way, so he had saved up enough money for the past few years.
彼は世界中を旅行したいと思っていたので、過去数年間で十分なお金を貯めていた。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
in the worst way の英語表現 まとめ
- とても
- 非常に
- どうしても
「最悪の方法で」や「一番悪い形で」の意味の他に、スラングで「とても」や「非常に」の意味がある。
“so bad” や “so badly” 「とても〜である」などと同じような意味。