“jump the gun” って「銃」と関係してる??
英語のネイティブ表現には、 “gun” に関係したフレーズが意外と多くありますが、 “jump the gun” のその中の1つ。
直訳すると「銃をジャンプする」となってしまい、なんだか意味がまったくわかりません。
“jump the gun” はいろいろな場所で使われる英語フレーズで、日常会話に限らず、ビジネスの場でも使える汎用性の高い言葉です。
今回は “jump the gun” の意味と使い方をお届けします。
jump the gun の意味は?
“jump the gun” は、
- 早とちりする
- フライングする
こんな意味があります。
“jump the gun“ の発音
“jump the gun“ は直訳すると「銃をジャンプする」のような意味になりますが、 “jump” は「飛びつく」「飛びかかる」といった意味もあります。
実は、 “jump the gun“ の “gun” は運動会や陸上競技の競争で「よ〜い、ドン!」のときに合図として使われるピストルのことを指していて、その銃(gun)よりも先に飛び出してしまう(jump)ことから、 “jump the gun” は「フライングする」の意味で使われるんです。
なんとなく「銃に飛びつく」感じのイメージできますか?
否定形で使われることが多く、時間に余裕があるのに急いだり、慌てたり、または深く考えずにすぐに結論を出してしまう人に対して、 “Don’t jump the gun” のように言ったりします。
“jump the gun” は、下記の英語フレーズに置き換えできます。
- jump to conclusions
- get ahead of oneself
“jump to conclusions” は「結論に飛ぶ」となり、すぐに結末づけようとする人などに “Don’t jump to conclusions” と言ったりします。
“get ahead of oneself” はその人物自体が先に行っているような状態を表すことから、行動や計画を立てるのが早かったり、それによって自信過剰になっているときに「先走りすぎ」の意味で使われます。
他人よりも「先を走っている」ことで、自分が優れていると自信過剰になっている様子が、なんとなくわかりますよね。
jump the gun の使い方
では、 “jump the gun“ の使い方を例文で見ていきましょう。
Let’s not jump the gun. We need to think twice before the conclusion.
早とちりはやめよう。結論を出す前にもう1度よく考えるべきだ。
Isn’t it jumping the gun that they’re already talking about marriage even though they’ve just met each other?
出会ったばかりなのにもう結婚の話が出てくるなんて、彼ら早とちりすぎじゃない?
A: What a great idea, man! We have to give a presentation to our CEO right now!
A: それめっちゃいいアイデアじゃん!今すぐうちの社長にプレゼンしよう!
B: Let’s not jump the gun. We just need to do some research more and make sure that everything is prepared.
B: 早まるのはやめよう。もっとリサーチをして準備万端にしておかないと。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
jump the gun の英語表現 まとめ
- 早とちりする
- フライングする
運動会や陸上競技の競争で合図として使われるピストル(gun)よりも先に飛び出してしまう(jump)ことが由来。
- jump to conclusions
- get ahead of oneself