「成金」って英語でなんて言うの?
「成金」という言葉がありますよね。
今まで裕福ではなかったけど、仕事の成功によって急にお金持ちになった人、成り上がった人のことを指すときに使ったりします。
日本語の「成金」には、ややネガティブなニュアンスがあるように感じますが、この「成金」を英語でなんと言うでしょう?
「えっ!そんな簡単な言い方があるの?」と思う表現も出てきますよ。
ということで、「成金」の英語表現について見ていきましょう。
「成り金」は英語で?
「成り金」は英語で、
nouveau riche
このように表現します。
“nouveau riche” の発音
あれ?こんな英語のつづり、見たことないぞ・・・?
と思った人もいるかもしれませんが、実は “nouveau riche” はフランス語。
英語に置き換えると “new rich” という意味ですが、このフランス語の言葉が、そのまま英語でも使われるようになりました。
英語は、他の言語の言葉をそのまま英語として使うこともけっこうあります。日本語の “kawaii” などが英語でも通じるようになったのと同じですね!
調べてみると、現在の英語の語彙の約45%ほどは、フランス語が由来しているんだとか。
フランス語がそのまま使われているパターン、フランス語が元となって英単語が作られたパターン、とあります。
そのまま使われているフランス語由来の英語(一例)
- début(デビュー):初め、始まり
- fiancé / fiancée(フィアンセ):婚約者
- métro(メトロ):地下鉄
- résumé(レジュメ):履歴書
- coupon(クーポン):切れ端、割引チケット
日本語のカタカナでも馴染みのある言葉ばかり!
new money と old money
実は、「成り金」は英語で、
new money
このように表現することもあります。
“new money” の発音
“new money” の直訳は「新しいお金」。
「初めて使われるお金」という意味もあります。
ただ、これだけでは、“new money” が「成金」の意味になるとは到底思えませんよね。
実は、“new money” の対義語に “old money” という表現があります。
“old money” は直訳だと「古いお金」ですが、「家族が代々受け継いできた遺産を持っている人、またはその家」のことを指すんです。
それに対して “new money” は、「自分一代でお金持ちになった人、またはその家」のことを指すんです。
“old money” と “new money” にはこんな意味があったとは!って感じですよね。
たとえば、「あの家は昔からお金持ちだ」なら “They’re old money” となり、逆に「あの人は成金だ」は “The guy is new money” となります。
「成金」の英語表現の使い方
では、「成金」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
I can tell they’re nouveau riche or not.
彼らが成金かどうかかがわかる。
Once Ben became nouveau riche, he started showing off how rich he is.
ベンは成金になった途端、自分がいかに金持ちかをアピールするようになった。
The family is new money. They live in a huge house with a few expensive cars.
あの一家は成金だ。大きな家に住み、高価な車を数台持っている。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
「成金」の英語表現 まとめ
nouveau riche
英語に置き換えると “new rich” という意味ですが、このフランス語の言葉がそのまま使われている。
new money
“new money” は、「自分一代でお金持ちになった人、またはその家」のことを指す。
その逆は、“old money” で「家族が代々受け継いできた遺産を持っている人、またはその家」を意味する。