“ghost” って「幽霊」や「お化け」のことじゃないの??
“ghost” は「幽霊」や「お化け」のことで、日本語でもカタカナで「ゴースト」とよく使われます。
そこから転じて、「実態がないもの」や「見えないもの」を例えて使われることもありますよね。
そういった意味を持つ “ghost” ですが、
He ghosted me.
最近では、英語でこのように『動詞』で使われることもあるんです。
“ghost” は「幽霊」や「お化け」のことなので、「彼はお化けの格好をして、私を驚かした」みたいな意味?と思ったかもしれません。
ハロウィンとかのイメージを想像しますよね。
実はそういった意味ではないんです。
とはいえ、「幽霊」や「お化け」のイメージを持っておくと、今回紹介するスラングとして使われる “ghost” の意味もきっとしっくり来るはずです。
ということで、 “ghost” の意味と使い方について早速見ていきましょう。
ghost の意味は?
“ghost” には、
- 急にいなくなる
- 突然連絡を断つ
- ドロンする
こんな意味があります。
“ghost“ の発音
“ghost“ には、「急にいなくなる」や「突然連絡を断つ」「ドロンする」といった意味でネイティブはよく使います。
まさに「お化け」のように消えてしまう感じですね!
たとえば、
- 相手とデートを重ねて良い関係を築いていたのに、ある日を境に連絡が取れなくなってしまった
- 体の関係を持ってしまった相手と連絡が取れない
- 友人数人のグループチャットから急にいなくなってしまった
このように、恋愛に関するシチュエーションでよく出てくる表現。
ですが、色々な場面で使われます。
では、冒頭の例文を改めて確認してみましょう!
He ghosted me.
さて、どういう意味になるでしょう?
この場合は、「He = 彼」は「ドロンした人」となり、「me = 私」は「ドロンされた側」ということになりますよね。
つまり、「彼は急に(私への)連絡を絶った」という意味になります。
ghost の使い方
さて、今回のフレーズの使い方ですが、冒頭の文 “He ghosted me” を例にすると、
ドロンした人 + ghost + ドロンされた人
このように、「ドロンをした人」目線で、「私(ドロンされた人)を “ghost” した」という文章で表現します。
他にも、
ドロンされた人 + be動詞 + ghosted (by ドロンした人)
“be動詞 + ghosted” で「 “ghost” された」という「受け身」の言い方を使って表現することもできます。
“by ~” 以降は文脈によって入れないこともありますが、ないからといってダメというわけではありません。
では、 “ghost“ の使い方を例文で見ていきましょう。
I can’t believe he ghosted me after three dates.
3回デートした後に彼と突然連絡できなくなるなんて信じられない。
She hasn’t replied to my messages for a week. I think I’ve been ghosted.
1週間も彼女から返信がない。きっとドロンされた。
James ghosted on all social media. I hope he’s okay.
ジェームスはすべてのSNSから姿を消した。彼が大丈夫であることを願うよ。
A: How’s it going with Tom? I thought you two were really hitting it off.
A: トムとはどんな感じ?あなたたちかなり良い感じだと思ったんだけど。
B: We were, but then he ghosted me. I haven’t heard from him in two weeks.
B: そうだったんだけど、彼と急に連絡がつかなくなったの。もう2週間何の連絡もないわ。
A: Hey, have you heard from Sara lately?
A: ねえ、最近サラから何か聞いた?
B: Not really. It’s strange. She ghosted the group chat and hasn’t been replying to any of our texts.
B: いや特に。変だよね。彼女グループチャットから急にいなくなって、私たちのメッセージに一切返信しないんだ。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
ghost の英語表現 まとめ
- 急にいなくなる
- 突然連絡を断つ
- ドロンする
まさに「お化け」のように消えてしまう感じで、 “ghost“ は「急にいなくなる」や「突然連絡を断つ」「ドロンする」といった意味でネイティブはよく使う。
今回のフレーズは、
ドロンした人 + ghost + ドロンされた人
または
ドロンされた人 + be動詞 + ghosted (by ドロンした人)