「倦怠期」って英語でなんて言うの?
恋人や夫婦の関係性が「慣れ」や「飽き」によって、微妙な状態になったり、関係の修復が難しくなってしまうことを「倦怠期」と言ったりします。
では、「倦怠期」を英語でなんて言うでしょうか?
こういう言葉って、意外とパッと出てこないものですよね。
ということで、今回は「倦怠期・難局」の英語表現や使い方についてお届けしますので、この機会に覚えてしまいましょう!
「倦怠期」は英語で?
「倦怠期」 は、
go through a rough patch
このように表現します。
少し長めのフレーズではありますが、「倦怠期」を表す定番の英語表現です。
この “go through a rough patch” は大きく分けて2つのパートに分けることができます。
- go through:くぐり抜ける
- a rough patch:デコボコした道
なので、そのまま訳すと「デコボコした道をくぐり抜ける」となるため、そこから転じて「倦怠期(の状態にいる)」となるんです。
“go through a rough patch” の “rough” は “bad” や “difficult” に置き換えることもできます。
さらに、 “rough patch” を細かく見ていきます。
- rough:ざらざら、荒れた、おおよその、大体の
- patch:つぎあて、当て布、パッチを当てる
こんな意味があります。
“patch” は洋服の穴などを当て布で埋める「パッチワーク」の「パッチ」ですね。
この “patch” は、仲が悪くなった人との仲直りする(=穴の空いた信頼関係を埋める)ときにも使え、 “patch things up” というフレーズはネイティブがよく使うので、ぜひ覚えておきたい表現です。
“go through a rough patch” と同じ意味で使える似た表現があります。
- go through a sticky patch
- get through a rough patch
- have a rough patch
- hit a rough patch
「いばらの道」の意味でも使える
“go through a rough patch” は、恋人や夫婦間に訪れる「倦怠期」という意味があると言いました。
ですが、「デコボコした道をくぐり抜ける」というのは、必ずしも恋愛・婚姻関係だけに使われるわけではありません。
- 大変な時期、つらい時期
- 困難な状況、場面
- いばらの道
- (人生の)難局
こういった意味でも使えます。
たとえば、友人のケンが就活で何社も応募しているのに内定がもらえず、つらく不運な状況にいるときに “Ken has been going through a bit of a rough patch” のように使うことができます。
“rough patch” の困難の程度ですが、「人生の難局」という意味になることもあれば、そこまで大袈裟ではない「小さな問題」という意味で使われることもあるため、文脈で判断できるようになりましょう。
「倦怠期・いばらの道」の英語表現の使い方
では、 “go through a rough patch” の使い方を例文で見ていきましょう。
Rachel and Ross are going through a rough patch.
レイチェルとロスは倦怠期の状態にいる。
Ted was left at the altar, so he must be going through a rough patch at the moment.
テッドは結婚式をすっぽかされたので、今は辛い思いをしているに違いない。
A: My business has been through a bit of a rough patch due to pandemics, but things are picking up these days.
A: 私のビジネスはパンデミックの影響で少々困難な状況でしたが、最近は回復してきています。
B: I know that’s tough, but I’m glad to hear that.
B: 大変だとは思いますが、それを聞いて安心しました。
「倦怠期・いばらの道」の英語表現 まとめ
- go through a rough patch
- rough:ざらざら、荒れた、おおよその、大体の
- patch:つぎあて、当て布、パッチを当てる
そのまま訳すと「デコボコした道をくぐり抜ける」となるが、そこから転じて「倦怠期(の状態にいる)」となる。
必ずしも恋愛関係だけに使われるわけではなく、下記の状況にも使える。
- 大変な時期、つらい時期
- 困難な状況、場面
- いばらの道
- (人生の)難局