“I feel you” って「私はあなたを感じる」ってなっちゃうけど、どゆこと?
そんな疑問に答えていきます。
ある日、プレゼンの発表で緊張していた僕に向かって外国人の同僚が、
“I feel you, man”
と言ってきました。
当時、 “I feel you, man” の意味がわからず、「ん?あなたを感じる?」と混乱してしまった記憶があります。
この “I feel you” ですが、実はネイティブがよく使う表現で、ぜひ知っておきたい英語フレーズなんです。
ということで、 “I feel you” の意味と使い方を見ていきましょう。
I feel you の意味は?
“I feel you” は、
(その気持ち)分かるよ
このフレーズは、相手の気持ちに同情するときに使う表現。
“I feel you” の発音は『アィ フィーリュ』って感じ。
“I feel you” を直訳すると「私はあなたを感じる」ですが、
- 私はあなたの気持ち(感じていること)がわかる
- 自分のことのように感じることができる
といった意味になるんです。
つまり、冒頭の “I feel you, man” は「お前の気持ち、わかるぜ」だったわけです。
I feel for you という表現もある
“I feel you” にとてもよく似た表現に “I feel for you” という表現があります。
- それは大変でしたね
- 心中お察しします
- お気の毒に
“I feel for you” にはこのような意味があります。
“I feel for you” は “for” が入ってるかどうかの違いだけですが、“I feel for you” の方が「悲しいこと、不幸なことがあった相手に同情する」ときに使います。
“for” が入ることで、より深い気持ちを込めた表現になるんです。
“I feel you” は「あなたの気持ち、私も手に取るようにわかります」といったニュアンス。
一方で、 “I feel for you” は「あなたの悲しみは想像以上のもので、私には理解しきれないほどのことだが、つらい気持ちなのはわかっています」といったニュアンス。
軽々しく「あなたの気持ち、わかりますよ」とは言えない感じがあります。
ちなみに “I feel for you” は “I’m sorry for you” と同じように使うことができます。
“I feel you” や “I feel for you” の他に、 “I feel sorry for you” という表現があります。
この “I feel sorry for you” は「(お気持ち)わかります」の意味ではなく、
「あなたはかわいそうな人だ」という意味になってしますので、相手を目の前に使うのは厳禁!
“I feel sorry for him” など、第3者について言うときは「〇〇がかわいそう」という意味になるので使ってもOKです。
I feel you の使い方
では、 “I feel you” の使い方を例文で見ていきましょう。
A: My boss asked me to work on the weekend. It’s unbelievable.
A: 上司が週末も仕事してくれって頼んできた。信じられない。
B: I feel you, man.
B: 気持ちわかるわ。
A: I’m getting freaked out proposing to my girlfriend.
A: 彼女にプロポーズするの緊張して気が狂いそうだ。
B: I feel you, but you can do it!
B: わかるよ、その気持ち。でもお前ならできる!
A: My dog passed away two days ago due to a sudden illness. I’m in a major funk right now.
A: 愛犬が急病で2日前に亡くなった。今とても落ち込んでいる。
B: I really feel for you.
B: 心中お察しします。
I feel you の英語表現 まとめ
- I feel you
(その気持ち)分かるよ
- 私はあなたの気持ち(感じていること)がわかる
- 自分のことのように感じることができる
- I feel for you
- それは大変でしたね
- 心中お察しします
- お気の毒に
“I feel for you” の方が「悲しいこと、不幸なことがあった相手に同情する」ときに使う。
“I feel sorry for you” は違う意味やニュアンスになってしまうので注意!