「誤解しないで」って英語で “Don’t misunderstand me.” でいいの?
自分が言いたいこと、伝えたいことが相手にうまく伝わらない、って経験はありませんか?
もし、自分の意図とは違った内容で相手に解釈されてしまった場合、それを訂正するときに「誤解しないで」や「勘違いしないで」と言ったりするでしょう。
「誤解」は英語で “misunderstand” ですが、ネイティブは “Don’t misunderstand me.” とは言わず、今回紹介する英語フレーズをよく使うんです。
ということで、「誤解しないで!」の英語表現と使い方についてお届けします。
「誤解しないで」は英語で?
「誤解しないで」は英語で、
Don’t get me wrong
このように表現します。
“Don’t get me wrong” の発音
“Don’t get me wrong” で「私(の意図)を間違えて理解しないでね」というのが直訳の意味。
この英語フレーズは「誤解しないで」や「勘違いしないで」を言いたいときの鉄板フレーズです。
「そういうつもり(意図)じゃないよ」と誤解を解こうとするときに使うイメージですね。
日本では、相手への言葉を慎重に選んだり、批判的な発言を控えたりなど、人間関係が悪化するようなことを事前に防ごう、または極力避けようとする人が多いと思います。
一方、特に西洋圏では、伝えたいことを相手にストレートに言う傾向が強いため、 “Don’t get me wrong” は相手に誤解を与えないようにするためのフォロー的な役割を担っているんです。
英語には「敬語がない」「伝え方がド直球」というイメージがあるかもしれませんが、意外とそんなことないんですね。
すでに「誤解している」場合は have ~ wrong を使う
相手がすでに「誤解をしている」状態のときは、
You have me (all) wrong
こんな表現があります。
“You have me all wrong“ の発音
“You have me (all) wrong” で、「あなたは私のことを(完全に)誤解している」といった意味になります。
先ほどの “get” に比べて、 “have” は「持っている」という意味の状態を表す動詞(状態動詞)なので、すでに「誤解している」という状態にいるのであれば、 “You have me (all) wrong” の方が自然です。
“You have me (all) wrong” の “all” は「完全に」という強調の意味で使われているので、 “You have me wrong” だけでももちろんOK!
「誤解しないで」の英語表現の使い方
では、「誤解しないで」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
Don’t get me wrong. I really love Korean food, but I just can’t eat kimchi.
誤解しないでね。韓国料理はめっちゃ大好きなんだけど、キムチだけは食べられないんだ。
I mean, don’t get me wrong. She is my best friend, but she is a pain in the neck sometimes.
いやその、誤解しないでほしんだけど。彼女は親友だけど、時々めんどくさいんだ。
You have me wrong. I didn’t mean to attack you at all, I just wanted you to know that there is another way of thinking.
君は私のことを誤解しているよ。君を攻撃するつもりは全くなく、別の考え方があることを知って欲しかっただけなんだ。
A: Don’t get me wrong. I’m just trying to help you.
A: そういうつもりじゃないんだ。ただ力になろうとしてるだけだよ。
B: I know, but I think the way you said it was a little bit harsh.
B: わかるんだけど、ちょっと言い方がキツかったよ。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
「誤解しないで」の英語表現 まとめ
Don’t get me wrong
“Don’t get me wrong” で「私(の意図)を間違えて理解しないでね」というのが直訳の意味。
そこから転じて「誤解しないで!」や「勘違いしないで!」を言いたいときの鉄板フレーズ。
相手がすでに「誤解をしている」状態のときは、
You have me (all) wrong