下着のことを日本語で「パンツ」と言ったりするけど、英語で “pants” は下着の意味じゃないの?
日本語では、ズボンや下着のことを「パンツ」と言ったりしますよね。
普段の会話で日常的に「パンツ」と言うことはあまりないかもしれませんが、たとえば子ども用下着についての話など、時と場合によっては出てくることもあるでしょう。
ネイティブが一般的に使う単語やカジュアルな表現に加え、「トランクス」「ボクサーパンツ」「ショーツ」など男性用・女性用の下着の名称についても見ていきます。
「パンツ」は英語で pants?
日本語では「パンツ」が使われているので、 “pants” は英語でも通じるだろう?と思うかもしれません。
ただ、使う場所や相手によって下着の「パンツ」の意味として通じないかも、ってことがあります。
というのも、同じ英語圏であっても “pants” の意味やニュアンスがすこし違うんです。
- アメリカ英語:ズボン
- イギリス英語:下着のパンツ、ズボン
- オーストラリア英語:ズボン
最近では「ズボン」という表現自体が古くなってきてますが、あえてわかりやすいように「ズボン」と表記することとします。
このように、イギリス英語は下着のことを「パンツ」と言いますが、それ以外の国では「ズボン」の意味になるんです。
他にも、イギリス英語・オーストラリア英語では「ズボン」のことを “trousers” と言うことがよくあります。
“trousers“ は1着であっても、足を出す部分が2つあることから、必ず複数形で使われます。
下着の「パンツ」を表す英語表現は、
- underwear
- undies
「下着」の英語表現として最も一般的に使われるのが “underwear” です。
“I’m going to buy some new underwear” で「いくつか新しい下着のパンツを買う」という意味ですが、複数パンツであっても “underwears” とならないのがポイント。
“underwear” はあくまでも下着全体を指す言い方だということを覚えておきましょう。
そして、この “underwear” をより口語的にカジュアルな言い方にしたのが “undies” です。これも下着の「パンツ」を表す言い方で、日常会話ではこちらの “undies” も頻繁に使われていますよ。
ちなみに “undies” は複数形。単数形は “undie” と “s” が無しになります。。
「ボクサー」や「トランクス」は英語で?
男性用の下着「パンツ」についてですが、主な種類と英語名を挙げておきます。
- ブリーフ:briefs
- ボクサー:trunks
- トランクス:boxers / boxer briefs
- ステテコ:midway briefs
「ボクサー」と「トランクス」が日本語と英語が逆になっているのがポイント。
“boxers / boxer briefs” は、まさにボクシング選手が履いているような長いパンツのこと。なぜか日本語では「トランクス」と呼んでいます。
英語は “boxer” (ボクサー)が履いてるパンツだから、そのまま “boxer” が下着の名前になっている、って感じ。
また、 “brief” は下着の「パンツ」の種類以外に、「簡単な会議」という意味もありますよ。
I think I need to buy more new trunks because old ones are getting ruined.
古いのが駄目になってきているから、新しい下着をいくつか買う必要があると思う。
We call ‘torankusu’ in Japanese as boxers and ‘bokusaa’ in Japanese as trunks. This is confusing!
私たちは boxers を日本語で「トランクス」、 trunks を日本語で「ボクサー」と呼びます。わかりずらい!
A: Which types of underwear do you think the best for you?
A: どのタイプの下着のパンツが一番良いと思う?
B: Ah… I would probably choose boxers.
B: えぇっと、たぶんトランクス(を選ぶ)かなぁ。
「ショーツ」など女性の「パンツ・パンティー」は英語で?
次に、女性用の下着「パンツ・パンティー」について、主な種類と英語名はこんな感じ。
- スタンダードショーツ:classic briefs
- ビキニ:bikinis
- ボーイレッグショーツ:boyshorts
- Tバッグ:thongs / G-string
一般的な下着のパンツとして使われる「ショーツ」は “boyshorts” に対してのみ使われます。
また、 “knickers” や “panties” も女性用の下着の「パンツ」の表現として使われることがよくあります。
I bought a pair of bikinis.
ビキニ(ビキニショーツ)を1枚買った。
A: Have you looked at the UNIQLO website these days? They’re collaborating with that brand.
A: ユニクロのウェブサイト最近見た?あのブランドとコラボだってよ。
B: Wow that’s sick! I will definitely buy some.
B: おぉ、めっちゃいいじゃんそれ!絶対なにか買おう。
下着の「パンツ」の英語表現の違い まとめ
「パンツ(pants)」は国によって指す意味が変わる。
- アメリカ英語:ズボン
- イギリス英語:下着のパンツ、ズボン
- オーストラリア英語:ズボン
下着の「パンツ」の英語表現
- underwear
- undies
- 男性用下着の「パンツ」
- ブリーフ:briefs
- ボクサー:trunks
- トランクス:boxers / boxer briefs
- ステテコ:midway briefs
「ボクサー」と「トランクス」が日本語と英語が逆になっている
- 女性用下着の「パンツ」
- スタンダードショーツ:classic briefs
- ビキニ:bikinis
- ボーイレッグショーツ:boyshorts
- Tバッグ:thongs / G-string
“knickers” や “panties” も下着の「パンツ」の一般的な表現として使われることがよくある。