「モノマネをする」って英語でなんだろう・・・?なんとなく “copy” とかかな?
有名人の見た目・立ち振る舞いをマネすることを「モノマネ」と言ったりしますが、「モノマネをする」は英語で何と言うでしょう?
「モノマネ」と言うと、なんとなく “copy” でしょ?と思う人もいるかもしれません。
“copy” はもともと「複製する」という意味なので、誰かのモノマネをするという文脈では使われないんです。
日本語の「コピーをする」には「真似る」というニュアンスも込められているので、そこが間違えやすい要因となります。
ということで、「モノマネをする」の意味で使える英語フレーズを紹介します。
「(有名人の)モノマネをする」は英語で?
「(有名人の)モノマネをする」は英語で、
- impersonate
- mimic
- imitate
このように表現します。
impersonate
“impersonate” の発音
“impersonate” には「なりすます」という意味があり、周囲の人に対して、あたかも本人であると信じ込ませようとしているというニュアンスがあります。
たとえば、トランプ元大統領を “impersonate” するなら、本人であるかように錯覚させるような感じで似せるということになります。
見た目に関しても、金髪、髪型、スーツ、赤色のネクタイなどしっかり揃えるって感じですね。
トランプさんだけじゃなく、バイデンさんも似てますよね!笑
ちなみに、このような「そっくり芸をする人」のことを “impersonator” と言ったりします。また、「そっくりさん」のことは “lookalike” と言ったりもしますね。
“impersonate” には「悪意を持って人を騙す」といった意味合いで使われることもあるので、前後の文脈で「モノマネ」の意味かどうか判断する必要があります。
Somebody impersonated me and sent a malicious link to my followers.
誰かが私になりすまして、私のフォロワーに悪質なリンクを送った。
SNSで有名人・インフルエンサーなどの写真を使って違うアカウントを開いて、その人を真似る行為を “impersonation” と言ったりします。
The comedian is so funny impersonating Donald Trump.
ドナルド・トランプのモノマネをしているあの芸人はとても面白い。
He enjoys impersonating cartoon characters at children’s parties.
彼は子供向けのパーティーでアニメのキャラクターをまねるのが好きです。
His impersonation of our boss is so accurate and so hilarious.
彼がやる私たちの上司のモノマネが正確すぎて面白い。
mimic
“mimic” の発音
“mimic” は日本語で「モノマネ」や「真似をする」「ミミックする」といった感じで、誰かの声やジェスチャーを真似るときに使います。
特にバカにするニュアンスなどもなく、笑いをとったり、ふざけたり、本当に真似をするなど、いろいろな場面で登場します。
ドラクエをプレイした人ならわかると思いますが、宝箱に似た見た目のモンスターの名前は「ミミック」ですよね。
“mimic” は過去形・過去分詞形は “mimicked“、現在進行形は “be mimicking” のように、現在形や不定詞以外は “k” がつくので忘れないようにしましょう。
ちなみに、 “mimic” は名詞で「モノマネが上手い人」や「モノマネ師」といった意味もあります。
The parrot can mimic human speech and even different accents.
オウムは人間の話し言葉やアクセントの違いさえも真似ることができる。
She practiced in front of the mirror trying to mimic the dance moves of her favorite singer.
彼女は好きな歌手のダンスを真似しようと鏡の前で練習した。
The guy is a kick-ass mimic.
彼は最高のモノマネ師である。
imitate
“imitate” の発音
“imitate” はもともと「模倣する」「再現する」といった意味があり、「モノマネをする」という文脈でも使われます。
派生語の “imitation” は形容詞で、「模倣品」「偽物」といった意味があります。
食用のカニに似た、「カニカマ」を食べることはありますか?
あの「カニカマ」という商品は、本物のカニではなく、カニに似せた「模倣品」ですよね。
実は、英語で「カニカマ」のことを “imitaiton crab” と言うんです。面白いですよね!
僕が初めてオーストラリアに行って聞いたとき、カニの種類か何かだと思いましたよ(笑)
She is good at imitating people around her.
彼女は周りの人のマネるのが得意だ。
The child tried to imitate the way his mother speaks.
その子供は、母親の話し方を真似ようとした。
The comedian entertained the audience by imitating animal sounds.
そのコメディアンは動物の鳴き声を真似てお客さんを楽しませた。
ネイティブは do an impression をよく使う
また、ネイティブは「(有名人の)モノマネをする」を英語で言うときに、
do an impression
こちらのフレーズをよく使います。
“do an impression” の発音
“impression” は「印象」や「気持ち」といった意味があるのは知られてますが、実は名詞で「モノマネ」という意味もあるのをご存知でしょうか?
なので、「モノマネをする」は “do an impression” で表現できます。
「〜する」なので、そのまま “do” が使われてます。複数形は “do impressions” ですね。
「(人物の)モノマネをする」と言いたければ、 “do an impression of ~“ となります。
こちらの動画内では、”Can you do an impression of him?” と言ってるシーンがあります。(2:07〜)
みんな、上手ですね!
He did an impression of Pico Taro.
彼はピコ太郎のモノマネをした。
He can do an impression of famous politicians, mimicking their voices and mannerisms.
彼は有名な政治家のモノマネができ、声やしぐさを真似る。
I sometimes do impressions of anime characters in front of people. Imitating Goku is one of my go-to thing.
人前でアニメキャラクターのモノマネをすることがある。悟空のモノマネは僕の定番のひとつだ。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
「(有名人の)モノマネをする」の英語 まとめ
- impersonate
- mimic
- imitate
“impersonate” には「なりすます」という意味があり、周囲の人に対して、あたかも本人であると信じ込ませようとしているというニュアンス。
“mimic” は日本語で「モノマネ」や「真似をする」「ミミックする」といった感じで、誰かの声やジェスチャーを真似るときに使う。
“imitate” はもともと「模倣する」「再現する」といった意味。
ネイティブはこちらも使う
do an impression
“impression” は「印象」や「気持ち」といった意味の他に、実は名詞で「モノマネ」という意味もある。