考え・気持ちを切り替えるときの「スイッチを入れる」って英語で “switch on” ・・・?
「スイッチを入れる」という言葉、電源のオンオフ、電気のボタンのオンオフなどに使われますが、それ以外の場面で使われることがあります。
それが、考え・気持ちを切り替えるときの「スイッチを入れる」です。
「急にスイッチが入ったように彼の生き方は変わった」
「仕事のときはスイッチを入れて仕事モードになる」
「先生におかげでやる気スイッチが入った」
人の感情や考え、または自分の気持ちが切り替わった瞬間の様子を、電源のオンオフに例えて「スイッチを入れる」「スイッチが入る」と言ったりしますよね。
では、英語でなんと表現するでしょう?
日本語のイメージで「スイッチをONにする」ことから “switch on” と言いたくなりますが、英語では別の言い方をするんです。
考え・気持ちを切り替える「スイッチを入れる」は英語で?
考え・気持ちなどを変えるときの「スイッチを入れる」は英語で、
flip a switch
このように表現します。
“flip a switch” の発音
“switch” は日本語の「スイッチ」のことですね。
“flip” は「ひっくり返す」や「裏返す」という意味があり、そこから派生して「(スイッチ、電源を)パチンと入れる」といった意味もあります。
つまり、 “flip a switch” は「スイッチを入れる」となります。
実は、日本語をそのんまま英語にしたようなフレーズなんです。
ちなみに、 “switch” は名詞だけでなく、動詞としても使われます。
動詞の “switch” には、
- (考えや意見などを)変える、切り替える
- (場所、もの、意見などを)交換する
このような意味があります。
見ての通り、すでに “switch” には日本語の「スイッチを入れる」のように、「切り替え」のニュアンスも含まれているんですね。
たとえば、「〇〇から△△に変える(切り替える)」は、 “switch from 〇〇 to △△” のように言ったりすることができます。
I’m going to switch majors to business administration from next semester.
来期から専攻を経営学に変更する予定だ。
考え・気持ちを切り替える「スイッチを入れる」の英語表現の使い方
では、考え・気持ちを切り替える「スイッチを入れる」の意味で使う英語フレーズの使い方を例文で見ていきます。
I just flipped a switch after my baby was born.
子どもが産まれてスイッチが入った。
I’ve been quite lazy for the past decades, but I suddenly flipped a switch and became a better person.
この数十年、かなり怠け者だったのですが、急にスイッチが入ってマシな人間になりました。
She used to be a workaholic, but flipped a switch and stopped working so hard.
彼女は以前、仕事大好き人間だったのに、スイッチが入りそこまで無理して働かなくなった。
He didn’t play well before, but when the regular season started, it was as if he flipped a switch and he became a better pitcher.
それまではあまりいいプレーができなかったのに、レギュラーシーズンが始まるとまるでスイッチが入ったかのように、いいピッチャーになった。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
考え・気持ちを切り替える「スイッチを入れる」の英語 まとめ
flip a switch
“flip” は「ひっくり返す」や「裏返す」から派生して「(スイッチ、電源を)パチンと入れる」といった意味もあるため、 “flip a switch” は直訳すると「スイッチを入れる」となる。
“switch” は動詞でも使われる。
「〇〇から△△に変える(切り替える)」は、 “switch from 〇〇 to △△” のように言ったりすることができる。