「スニーカー」って英語圏でも、国によって表現が違うの!?
「スニーカー」はざっくり言うと、ゴム底の運動靴のこと。
日本語だと「スニーカー」の他に、シンプルに「シューズ」と言ったりします。
ですが、実を言うと「スニーカー」を意味する英語は多くあり、同じ英語圏であっても国によって使う表現が異なります。
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
- ニュージーランド
- 南アフリカ
各国の中でも、同じ英語が使われていることもあるため、そのあたりも含めて「スニーカー」のいろいろな表現について本記事を参考にしてもらえたらと思います。
国によって違う「スニーカー」の英語表現
「スニーカー」の意味で使われる英語とは?
国によって「スニーカー」を意味する英語フレーズはたくさんあります。
その中でも、「スニーカー」の意味でよく使われる英語は、
- sneakers
- tennis shoes
- shoes
- trainers
- runners
- joggers
これらが比較的多いと思います。
“sneakers” の発音
“tennis shoes” の発音
“shoes” の発音
“trainers” の発音
“runners” の発音
“joggers” の発音
“sneakers” は “sneak” 「こっそり動く」という意味から派生した言葉で、ゴム底で音を立てず動けることが由来になっています。
“tennis shoes” はゴム底の靴をテニスプレイヤーが使うようになり、次第に “tennis shoes” と呼ばれるようになったと言われています。
最近では “shoes” だけで使われる機会も増えているようです。
“trainers” や “runners” “joggers” は “train” や “run” “jog” から派生した言葉で、「トレーニングをするときのもの」「ジョギングをするときのもの」っていった感じですね。
“train” は「電車」だけでなく、ここでは「訓練する」の意味の方です。
余談ですが、「スウェット」のことを日本語で「トレーナー」と言ったりしますが、英語では “trainer” とは呼ばず “sweatshirt” や “sweater” “jumper” と言ったりするんです。(これも国によって違いあり)
今回は、どの「スニーカー」の英語表現が使われているか、以下の国別にまとめました。
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
- ニュージーランド
- 南アフリカ
では、1つずつ見ていきましょう。
アメリカ英語:「スニーカー」は英語で?
アメリカ英語では「スニーカー」のことを、
- sneakers
- tennis shoes
- shoes
- kicks
これらの表現を使うことが多いです。
アメリカ英語では “sneaker” が使われていると言われることがありますが、意外にも “tennis shoes” が使われることの方が圧倒的に多いようです。(最近では “shoes” もよく使われます。)
人によっては、 “sneaker” という言葉は聞いたことすらない!というアメリカ人も多くいます。
“kicks” は「スニーカー」のスラング表現ですが、 “kick” 「蹴る」という足に関する単語が由来になっているので、なんとなく由来が想像できますよね。
実は、アメリカで使われる「スニーカー」の英語フレーズは、他にもあります。
- street shoes
- cross trainers
- running shoes
- low tops
- high tops
- gym shoes
- canvas shoes
こんなにも・・・!笑
イギリス英語:「スニーカー」は英語で?
イギリス英語とまとめてますが、主にイングランド、スコットランド、ウェールズで使われている表現を中心にお届け。
イギリス英語では「スニーカー」のことを英語で、
- trainers
- joggers
- sandshoes
- gym shoes
これらの表現を使うことが多いです。
“sandshoes” はもともと「スニーカー」がビーチで履く靴とされていたことから由来していて、”sand” 「砂」の “shoes” 「靴」という名前が今でも使われています。
“gym shoes” は使われる頻度は他と比べると高くはないようですが、「ジムで使うシューズ」という意味で、日本語でも考えやすいような名前が付いています。
他にも、イギリスで使われる「スニーカー」の英語フレーズはこちら。
- gutties
- daps
オーストラリア英語:「スニーカー」は英語で?
オーストラリア英語では「スニーカー」のことを英語で、
- sneakers
- runners
- joggers
- sandshoes
これらの表現を使うことが多いです。
オーストラリア英語は、アメリカ英語、イギリス英語それぞれ用いられている表現が使われることが多く、中にはオーストラリア独自の表現なども存在します。
他にも、
- (dunlop) volleys
- vans
- shoes
“volleys” や “vans” など、有名ブランドの名前をそのまま使うパターンもあるようです。
ニュージーランド英語:「スニーカー」は英語で?
ニュージーランド英語では「スニーカー」のことを英語で、
- sneakers
- runner
- trainers
これらの表現を使うことが多いです。
オーストラリアに近いニュージーランドはやはり「スニーカー」の英語表現もかなり近いです。
ただ、 “trainers” はオーストラリアがあまり使われていないのに対して、ニュージーランドでは使う人が多いようです。
オーストラリアとの微妙な違いがあるのもおもしろいですね!
南アフリカ英語:「スニーカー」は英語で?
南アフリカ英語では「スニーカー」のことを英語で、
- sneakers
- takkies/tackies
- tekkies
これらの表現を使うことが多いです。
“takkies/tackies” の発音
“tekkies” の発音
南アフリカは数多くの言語が存在していて、中には特有の英語表現もあります。
“sneaker” 以外に、 “takkies/tackies” や “tekkies” などもよく使われます。
これは他の英語圏にはない、南アフリカ独特の表現ですね!
「スニーカー」を複数形にするときの注意点
日本語の「スニーカー」という言葉は、スニーカーの右足・左足を合わせた1足分を指すだけでなく、片足だけのことを指す場合もあります。
ですが、英語の “sneaker” だと、右足、もしくは左足どちらか片方の靴のことになってしまいます。
なので、1足の靴(両足)を言いたいときは、必ず複数形で “sneakers“ にしましょう!(※ “a pair of sneakers” と言ってもOK。)
また、靴が2足、3足と複数ペアになる場合は、 “a pair of ~” を使って “two pairs of sneakers” や “three pairs of sneakers” のようになります。
「何ペア(何足分)」あるかがポイントなので、この場合は “pair” の部分を複数形にします。
「スニーカー」の英語表現の使い方
では、「スニーカー」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
I bought a new pair of sneakers a few days ago.
数日前、新しいスニーカーを買った。
She bought me some new kicks today because my birthday is just around the corner.
今日は私の誕生日が近いからと、彼女は新しい靴を買ってくれた。
I really want to buy that new pair of trainers but I’m torn because they’re so expensive.
あの新しい靴を買いたいんだけど、めっちゃ高いから悩んでいる。
What do you think about my runners? Actually it was a steal and I really love them.
俺の靴、どう思う?実はめっちゃ安かったし、すごい気に入っているんだ。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
「スニーカー」の英語表現 まとめ
- sneakers
- tennis shoes
- shoes
- trainers
- runners
- joggers
国によって「スニーカー」の英語表現は様々だが、ひとまず上記を覚えておけばOK。
南アフリカでは “sneaker” 以外に “takkies/tackies” や “tekkies” などもよく使われる。
スニーカーは2個(右足・左足)で1足とカウントするので、“sneakers“ のように複数形で使うことが多い。( “a pair of sneakers” と言ってもいい)
2足以上を数える場合は、 “a pairs of sneakers” のように “pair” を複数形にする。