“big shoes to fill” って「大きな靴」のことについて言ってるの?
先日、お気に入りのポッドキャスト番組を聴いていて、
“He has big shoes to fill.”
こんな表現が出てきました。
なんとなく「彼は大きな靴を持っている」と訳したくなりますが、違うんです。 “shoes” の意味が今回のフレーズのポイントとなります。
ということで今回は、 “big shoes to fill” の英語表現の意味と使い方についてお届けします。
big shoes to fill の意味は?
“big shoes to fill” は、
- 重責を負う
- 大役を担う
- 〜の代わりを果たす
こんな意味があります。
“big shoes to fill“ の発音
こちらの記事で “shoes” ついて詳しく触れていますが、 “shoes” は「くつ」という意味の他に、「立場・境遇」といった意味があります。
そこから “big shoes” は「大きな立場・境遇」で、「大きな責任・重い責任」や「偉大な役」といった意味でも使われます。
つまり、 “big shoes to fill“ は「重い責任を埋める = 重責を負う、大役を担う」となるわけですね。
特に前任者が優秀で、その後任を任される人が重責を担うことになるとき、 “big shoes to fill” がよく使われます。
ちなみに “big shoes to fill” 似た表現にこんなのがあります。
fill someone’s shoes
“fill soneone’s shoes” は「(他人の職務・地位・仕事)の後を引き継ぐ」といった意味。
ここまで本記事を読んでいただいた方なら、この表現のイメージがきっと掴めるはず。
“big shoes to fill“ と合わせて覚えておくと良いでしょう。
big shoes to fill の使い方
“big shoes to fill” は
have big shoes to fill
このように “have” を使うことがほとんど。
重責を担うことになった人に対して使うため、 “He has big shoes to fill” で「彼は重責を担う(そしてそれは大変)」といった感じ。
では、 “big shoes to fill” の使い方を例文で見ていきましょう。
I’ve got some big shoes to fill.
私は大きな責任ある仕事を任された。
A: She is not good enough for the role, isn’t she?
A: 彼女は役不足なのでは?
B: I know she has big shoes to fill, but I’m believing in her.
B: 彼女が大役を担っていることはわかってるけど、私は彼女を信じています。
A: Congratulations on your promotion! How do you like being the new manager of this branch?
A: 昇進おめでとう!この支店の新マネージャーになった感想は?
B: Well, the previous manager is so talented and is being liked by anybody. So, I’m kind of worried.
B: うん、前のマネージャーは優秀で誰からも好かれてるからね。ちょっと心配だなぁ。
A: You certainly have big shoes to fill, but you’ll be fine!
A: 確かに重責だけど、あなたならきっと大丈夫。
big shoes to fill の英語表現 まとめ
- big shoes to fill
- 重責を負う
- 大役を担う
- 〜の代わりを果たす
“shoes” は「くつ」以外に「立場・境遇」といった意味があるため「重い責任を埋める = 重責を負う、大役を担う」となる。
have big shoes to fill
“have” をよく使うため合わせて覚えておく。