「ボクシングデー」ってなに?スポーツのボクシングの日ってこと?
「ボクシングデー」という日を聞いたことがありますか?
クリスマスの次の日、12月26日は「ボクシングデー」という名前の休日になっている国があり、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドやカナダなどが対象となっています。
日本ではまったく馴染みがありませんが、この「ボクシングデー」とは一体どんな日なのでしょうか?
「ボクシングデー」という名前の由来
「ボクシングデー」は英語表記だと、
Boxing Day
となります。
“Boxing Day” の発音
「ボクシング(Boxing)」と聞くと、スポーツのボクシングを思い浮かべる人もきっと多くいるでしょう。
ですが、スポーツのボクシングとはまったく関係ありません。
“Boxing Day” について、辞書で調べてみると、
in the UK and some other countries, the day after Christmas Day, which is a public holiday
Cambridge Dicitionary
「イギリスと一部の国において、クリスマスの翌日の祝日」と書かれています。なので、アメリカでは「ボクシングデー」はありません。
もし、クリスマスの翌日が日曜日だった場合、振替休日で平日のどこか1日が休みになるみたいですね。
では、なぜ “Boxing Day” の名前なのでしょう?
この名前の由来は諸説あると言われています。
1つは、教会で寄付を募った箱(Box)に入れられたクリスマスプレゼントを貧しい人たちに贈る日であったことから、 “Boxing day” と呼ばれるようになった。
もう1つは、クリスマス当日であっても屋敷などで働いている使用人たちに対して、その家の主人が彼らが家族と過ごせるようにと休日を与え、贈り物を箱(Box)に入れて配った。
いずれも「箱(Box)」から “Boxing” という名前になったと考えられているようですね。
現在の「ボクシングデー」は何をする日なの?
では、現在の “Boxing Day” では何が行われているのでしょう。
実は、 “Boxing Day” は「大バーゲンセールの日」とされています。
冒頭でも言ったように、イギリスやオーストラリアなどの国では「ボクシングデー」といえば、多くのお店で一斉にセールを開催することで知られていて、驚くほどの割引がある場合があります。
多くの人たちはクリスマス休暇に入っているため、家族や友人とこぞってお店に行きセール品を買いあさる、なんていう光景が見られるほど。
イメージとしては、日本のお正月のデパートや小売店、モールなど多くの人でごった返すといった感じですね。
最近では “Black Friday” や “Cyber Monday” などの普及により、以前ほど “Boxing Day” が盛り上がらなくなったとも言われているようです。
「ボクシングデー」の英語表現の使い方
「ボクシングデー」は英語で “Boxing Day” ですが、クリスマスや休暇を祝うような “Merry Xmas” や “Happy Holidays” のように相手と言い合ったりなどは特にしません。
では、「ボクシングデー」 “Boxing Day” の使い方を例文で見ていきましょう。
A: What are you going to do on Boxing Day?
A: ボクシング・デーに何をする予定?
B: I’m going to do some shopping, probably buy some clothes and stuff.
B: ショッピングに行って、たぶん服とか買う感じかな。
A: I hate going out on Boxing Day. Everywhere I go is jam-packed with a bunch of people.
A: 私はボクシングデーに外出するのが嫌いです。どこへ行っても大勢の人でごった返している。
B: I feel you, man. Why don’t you buy stuff online? That’s much easier.
B: わかるよ。それならネットで買えばいいじゃん?その方がずっと楽だし。
A: Don’t you buy this one? I think It’s decent price.
A:これ買わないの?値段も手頃だと思うけど。
B: No, I’m waiting for Boxing Day. I’m pretty sure they’ll have a sale.
B: いや、ボクシングデーを待っているんだ。おそらくセールやるだろうし。
「ボクシングデー」とは? まとめ
Boxing Day
「イギリスなど一部の国にあるクリスマスの翌日の祝日」だが、アメリカには「ボクシングデー」はない。
“Boxing Day” の名前の由来は諸説あるが、いずれも「箱(Box)」から “Boxing” という名前になったと考えられている。