“Merry Xmas” って海外では使われないって本当なの?
クリスマスの時期が近づいてくると、クリスマスムードが次第に高まってきますね。
街の中心地にはクリスマスツリー、クリスマス関連のデコレーションやサインなどがたくさん登場し、 “Merry Xmas” という文字を見かけることが多いでしょう。
ですが、意外にも英語圏ではここ最近になって “Merry Xmas” を使わなくなってきているという話をご存知でしょうか?
“Happy Xmas” という表現もありますが、今回はそれとは別の表現となります。
ということで、”Merry Xmas” に代わる英語表現の意味や使い方などについて見ていきましょう!
最近は Merry Xmas 以外にも使われる表現がある
最近では、 “Merry Xmas” の他に、
Happy holidays
このように表現することが多くなりました。
“Happy holidays” の発音
もともと、 “Merry Xmas” はキリスト教の祝日。なので、キリスト教以外の人の中にはクリスマスを祝わない人たちもいます。
そういった人たちへの配慮として、最近では “Happy holidays” の方が使われる傾向にあります。
特に初対面の人やキリスト教ではない(なさそうな)人に対して使う傾向が強く、友人や家族に対しては “Merry Xmas” や “Merry Christmas” が使われるのは今までと変わりません。
“Happy holidays” と必ず “s” をつけるのを忘れずに!
また、クリスマス以外にユダヤ教の祭り “Hanukkah (ハヌカー)” や、アフリカ系アメリカ人の祭り “Kwanzaa(クワンザ)” といったものがあります。
ちなみに、米大人気ドラマ「フレンズ」で、メインキャラクターの1人であるロスが息子のベンに “Hanukkah (ハヌカー)” を教えるために奮闘するという回があります。
子どものために、お父さん頑張ってますね!
書き言葉として “Season’s Greetings” も使われる!
口語表現としては使われませんが、クリスマスカードには “season’s greetings” と書かれていて、クリスマスを祝う表現としてここ最近よく見かけるようになりました。
そもそもの意味は「季節の節目に送るあいさつ」といった感じで、誰がどの宗教かなど気にする必要なくお祝いができるというのがポイント。
Merry X’mas という表記は間違い!?
日本では、 “Merry X’mas” のように “X” の後ろにアポストロフィー(『 ‘ 』)をつけることがよくあります。
ですが、実際には “Merry Xmas” とアポストロフィーをつけないのが一般的。
細かい部分ではありますが、宗教が関わっていることもあるため、実際に使われている形を意識して使うのがいいと思います。
“Merry Xmas” の表記ですら異議を唱える人も中にはいるようなので、 “Merry Christmas” としておいた方が無難でしょう。
Merry Xmas 以外の英語表現の使い方
では、“Merry Xmas” 以外の表現として使われる “Happy holidays” の使い方を例文で見ていきましょう。
A: Happy holidays!
A: ハッピーホリデー!
B: Thank you. Happy holidays to you, too!
B: ありがとう。あなたもね!
A: Happy holidays! Have a great one.
A: ハッピーホリデー!素敵な1日をお過ごしください。
B: Thank you. Same to you!
B: ありがとう。あなたも!
A: Is today your last day of work in this year?
A:今日が今年最後の出勤日なの?
B: Yeah, I’m going home to see my parents.
B: うん、この連休は実家に帰省するんだ。
A: That’s nice! Happy holidays, man!
A: いいね!素敵なハッピーホリデーを!
Merry Xmas 以外の英語表現 まとめ
Happy holidays
キリスト教以外の人の中にはクリスマスを祝わない場合がある。そういった人への配慮として、最近では特に “Happy holidays” の方が使われる傾向。
書き言葉として “Season’s greetings” もある。