“anniversary” って「記念日」っていう意味じゃないの?なんかお祝い以外の場面で使われていたんだけど…。
そんな疑問に答えていきます。
“anniversary” といえば、どんなイメージがありますか?
日本語でも「アニバーサリー」という言葉は馴染みがあり、結婚記念日の〇〇周年や、テーマパーク、商業施設のオープン〇〇周年など、基本的にはお祝いごとに対して使われます。
ですが、英語の “anniversary” は「お祝いごと」だけに使われる表現ではないことを知っていましたか?
“anniversary” は日本語の「アニバーサリー」よりもっと広い意味として使われるので、この英語表現の意味やニュアンスを掴んでおきましょう。
anniversary の意味は?
まずは “anniversary” の意味を英英辞典で確認。
a day on which an important event happened in a previous year
Cambridge Dictionary
「以前のある年に何か大事なことが起こった日」ということですね。
「何か大事なこと」とあるので、おめでたいときに使うお祝いの意味だけではなく、重要な日に対して一般的に使えるんです。
なので、 “anniversary“ は主にこのような日本語訳が当てはまります。
- 〇〇周年
- 〇〇記念日
- 命日
「命日」に対して “anniversary” が使えるのに驚きや違和感を感じるかもしれませんが、先ほどの英英辞典に “important even” とありましたよね。“anniversary” にはめでたい、めでたくないに関わらず「重要な日」に対して使うことができるんです。
「命日」の英語表現は、 “the anniversary of 〇〇’s death” などがあります。〇〇は人の名前が入りますよ。
King of Popとして有名なマイケルジャクソンの命日が、2019年に10年を迎えたときに、このように “anniversary” が使われていました。
- 10th anniversary of Michel Jackson’s death
- 10th anniversary of the death of the King of Pop
- Michel Jackson’s 10th death anniversary
ちなみに、日本では故人が亡くなって1年後に「一周忌(=二回忌)」、2年後に「三回忌」があります。読み方や数字が違うので混乱しがちですが、英語はシンプルに亡くなった年から数えます。
- 一周忌(=二回忌):the first anniversary of 〇〇’s death
- 三回忌:the second anniversary of 〇〇’s death
日本語と英語で表現するときの数がズレるので、気をつけましょう。
anniversary の使い方
では、 “anniversary” の使い方を見ていきましょう。
We are going to celebrate our 5th wedding anniversary at our favorite restaurant.
私たちはお気に入りのレストランで結婚5周年を祝う予定だ。
A: Do you know what day this is?
A: 今日、何の日か知ってる?
B: Of course! It is our second year wedding anniversary.
B: もちろん!私たちの結婚二周年記念日だよね。
Today is the second anniversary of my dad’s death.
今日は父の三回忌です。
The commemoration of the 20th anniversary of the September 11th terrorist attacks.
9月11日の同時多発テロの二十周年の記念式典
Japan marked the 75th anniversary of its surrender in World War Ⅱ
日本が第二次世界大戦終戦から75周年を迎えた。
anniversary の英語表現 まとめ
- anniversary
- 〇〇周年
- 〇〇記念日
- 命日
“anniversary” にはめでたい、めでたくないに関わらず「重要な日」に使うことができるため「命日」に対しても使われる。