自分の「名前のスペル」を英語でわかりやすく、正確に伝える方法って何かある?
英語圏に行くと、ファストフード店やカフェなどで、店員から “Can I have your name?” のように自分の名前を聞かれることがあります。
そのとき、名前を相手にしっかり伝えたはずなのに、実際には間違って伝わってしまったり。
または、持ち帰り用のカップに書かれていた自分の名前、スペルが間違っている、というときが結構あります。
特に電話だと音声がこもって、より伝わりにくかったりします。
「彼らには日本人の名前に馴染みがないから、仕方ないかぁ」と思いつつも、できれば正確に伝えたいものですよね。
ということで今回は、名前のスペルを1つずつ区切るだけではなく、さらに正確に伝えるための英語表現を紹介します。
「名前のスペル」を正確に伝えるには?
まず大前提として、自分の名前を言うときは、相手にはっきり、ゆっくり伝えるのが大事です。
僕の場合、 “My name is Taka. T – A – K – A” のように、「T(ティー)・A(エイ)・K(ケイ)・A(エイ)」と一文字ずつ発音する感じですね。
1文字ずつ空白を入れて、ゆっくり発音するといいですね。
これだけでも通じやすくなりますが、相手によってうまく伝わっていなかったり、自分の名前のスペルが間違っていたりすることもあります。
もし伝わっていなさそうだったり、相手から「スペルは何?」と聞かれる場合もあります。
仮に、ファストフード店やカフェなどで名前を間違えられても、「ま、いっか」と思えるかもしれません。
が、電話で現地のツアーを予約したりなど、自分の名前を確実に伝えたいときは、別の表現を使うのがオススメです。
「名前のスペル」をより正確に伝える表現の1つとして、
as in ~
よく使われます。
“as in ~“ の発音
“as in ~” の使い方は、
〇 as in 例えの単語
“◯” は、自分の名前の「各スペル1文字」
“例えの単語” は、そのスペルから始める「例えとなる誰でも知ってそうな単語または人名」
を、それぞれ入れます。
たとえば、「秀吉」という漢字は「優秀の秀に、大吉の吉」みたいに日本語でも言いますよね。あれと同じイメージです。
例えとして使う単語はわかりやすいものを使うのがポイント。
食べ物(果物など)、スポーツ、有名人の名前などは、比較的よく使われますね。
先ほどの例を使うと、
“My name is Taka. T as in tall, A as in apple, K as in kick, A as in apple”
これで「私の名前はタカです。T は tall の T 、A は apple の A 、K は kick の K 、A は apple の A です」という意味になります。
もし、自分の名前がすでに相手に伝わっていれば、わざわざこんな言い方をする必要はありません。
ですが、相手から「スペルは何?」と聞かれたり、相手が明らかに名前を分かっていなさそうな場合は、このように細かく伝えてあげるといいでしょう。
「名前のスペル」に関する表現の使い方
それでは、先ほど紹介した “as in ~” の使い方を例文で見ていきましょう。
My name is Mai. M as in Mary, A as in apple, I as in ice.
私の名前はマイです。MはメアリーのMで、AはアップルのAで、IはアイスのIです。
A: Can I get your name real quick for the order?
A: ご注文用に簡単にお名前をお伺いできますか?
B: Yeah, it’s Jiro. J-I-R-O. J as in Japan, I as in India, R as in rain, O as in oil.
B: はい、次郎です。J-I-R-Oです。J は Japan の J 、I は India の I 、R は rain の R 、O は oil の Oです。
A: Hi, how may I help you?
A: こんにちは、どのようなご用件でしょうか?
B: I’d like to make a reservation at 7 at night.
B: 夜7時に予約したいのですが。
A: Sure. May I have your name, please?
A: かしこまりました。お名前を伺ってもよろしいでしょうか?
B: Oh okay. My name is Nagisa.
B: ああ、はい。私の名前は渚です。
A: How do you spell that?
A: スペルは何ですか?
B: N as in Nancy, A as in apple, G as in good, I as in ice, S as in simple, A as in action.
B: N は Nancy の N 、A は apple の A 、G は good の G 、I は ice の I 、S は simple の S 、A は action の Aです。
「名前のスペル」を正確に伝えるときの英語表現 まとめ
as in ~
〇 as in 例えの単語
“◯” は、自分の名前の各スペル1文字を入れる。
“例えの単語” はそのスペルから始める「例えとなる誰でも知ってそうな単語または人名」を入れる。