“You killed it!” って “kill” って言葉が入ってるけど、どんな意味なの?
“You killed it!” や “Killed it!” という言葉は、ネイティブがよく使う言葉。
海外ドラマや映画でもよく出てくる英語フレーズです。
“kill” は「殺す」という意味で知られていることもあるため、直訳してしまうと「お前が殺したんだ!」となり、「え?どういうこと?」となってしまう表現なんです。
ということで、今回は “You killed it” について詳しく見ていきます。
「よくやった」の You killed it
“You killed it” は、
- 最高!
- よくやった
こんな意味があります。
“You killed it” の発音
冒頭でも言ったように、直訳すると “You killed it” は「あなたは(それを)殺した」となります。
が、 “kill” には「殺す」の他に、「(何かの難題などを)乗り越える、打ち勝つ、上手くやってのける」といった意味があります。
そこから、 “You killed it” は「やったね!」というニュアンスで、「最高!」や「よくやった」の意味で使われます。
ちなみに、 “Killed it!” のように “You” などの主語を省略して使われることも多いですね。
“kill” は「(生き物を)殺す」だけではなく、「課題・難題」など目に見えないようなものに対して「やっつける」の意味でも使えるというわけです。
もし、 “kill” = 「殺す」の意味で覚えていた人がいたら、このような別の意味で使われることもぜひ覚えておきましょう!
「台無しだよ」の You killed it
“You killed it” は「最高」や「よくやった」の意味で使われると言いました。
ですが、 “You killed it” は他にも、
- 台無しにする
- (その場が)シラケる
こんな意味で使われることもあります。
え?さっきと真逆の意味じゃん。
実は、 “kill” には「(機会や計画などを)つぶす・終わらせる」といった意味もあります。
たとえば、誰かが不適切なジョークを飛ばして、雰囲気が悪くなったときに、 “Man, you killed it.” などのように使われます。
このときは、「マジかよ」や「やっちゃったな」といった感じで、言い方もテンション低めで言うのがポイントです。
このように、雰囲気を悪くしてしまう人のことを言い表す英語フレーズがいくつかあります。
「空気を読む」や「KY」などの表現が気になる方は、下記もチェックしてみてください。
You killed it の使い方
今回の英語フレーズですが、
主語 + killed it
このように『主語』は “You” だけに限らず、他の主語(I, He, She, They, We, etc…)などを入れることもできます。
また、 “it” の部分を具体的な内容に変えてもOK。
では、 “You killed it“ の使い方を例文で見ていきましょう。
You killed it! You did a great job!
やったね!よくやった!
He killed it! That was his best performance ever!
彼、最高だよ! 今までの中でベストパフォーマンスだった!
Hey, what are you doing? You just killed the party with your inappropriate jokes.
おい、何してんだよ。お前の不適切なジョークでパーティが台無しだよ。
A: Wow, you killed it! That was the best presentation I’ve ever heard.
A: うわーっ、お見事!今まで聞いた中で最高のプレゼンでした。
B: Thank you! I’m flattered.
B: ありがとうございます。褒めていただけて嬉しいです。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
You killed it の英語表現 まとめ
- 最高
- よくやった
“kill” には「殺す」の他に、「(何かの難題などを)乗り越える、打ち勝つ、上手くやってのける」といった意味がある。
- 台無しにする
- (その場が)シラケる
実は、 “kill” には「(機会や計画などを)つぶす・終わらせる」といった意味もある。