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“save one’s bacon” ってどんな意味?
“You really saved my bacon.”
ちょっと信じ難いですが、こんな風に使われることがあります。
“bacon” は日本でも馴染みのある食べ物の「ベーコン」ですが、上記の文章をそのまま訳すと「あなたは私のベーコンをマジで救ってくれた」みたいな意味。
・・・いや、どんなシチュエーション?って感じですよね。
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床に落ちそうになったベーコンの話とか?笑
もうお分かりだと思いますが、 “save one’s bacon” はネイティブが使う英語のイディオム表現。
なので、そのまま訳した意味で使われるわけではありません。
ということで今回は、 “save one’s bacon” の意味や使い方について見ていきます!
save one’s bacon の意味は?
“save one’s bacon” は、
- 窮地から救う
- 危ないところを助ける
- 命拾いをする
こんな意味があります。
「助ける」や「助かる」といったシチュエーションで使う英語フレーズですね。
“save one’s bacon” の発音
“save” は「貯蓄する」や「セーブする・保存する」の他に、「救う・助ける」といった意味もあります。
よく、ゲームやスポーツで「ファインセーブ( fine save )」と言ったりしますが、この「セーブ」も「救う・救助する」の意味で使われていますね。
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ちなみに “fine save” は英語圏でも使われます。和製英語ではありません。
そして、 “bacon” の意味ですが、現代では食べ物の「ベーコン」のことを指します。
が、昔は「動物の体内にある肉」のことを一般的に指していた、と言われています。
そのときの名残りから、英語表現によっては “bacon” は「人間の体」という意味で使われることがあります。
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肉は肉でも、豚肉に限らないってのが、なんだか不思議ですね。
なので、冒頭の文章にあった “You really saved my bacon.” は「あなたは私のベーコンをマジで救ってくれた」ではなく、「あなたは私を窮地から救ってくれた = 本当に助かりました」といった意味になるんです。
他にも、“save one’s bacon” と同じ意味で使われる英語表現があります。
- save one’s neck
- save one’s skin
“save one’s bacon” ほど使われないかもしれませんが、こういった言い方もあります。
save one’s bacon の使い方
では、 “save one’s bacon” の使い方を例文で見ていきましょう。
Thank you for everything! You saved my bacon.
色々ありががとう!助かったよ。
I was having a hard time changing the flat tire, but some random guy saved my bacon.
パンクしたタイヤを交換するのに苦労していたけど、知らない人に助けてもらった。
A: I really appreciate that you helped me to finish my report. You really saved my bacon!
A: レポートを完成させるのに協力してくれて本当感謝してる。マジで助かったよ!
B: No worries, man! I’m glad you got through this.
B: いえいえ!乗り切れて良かったね。
B: I would’ve failed the class if I submitted it late.
B: 提出が遅れたら単位落としていたかもしれないよ。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
save one’s bacon の英語表現 まとめ
- save one’s bacon
- 窮地から救う
- 危ないところを助ける
- 命拾いをする
「助ける」や「助かる」といったシチュエーションで使う英語フレーズ。
- save one’s neck
- save one’s skin