「オンラインサロン」って英語だよね?
ここ最近、「オンラインサロン」が流行っていますね。
「オンラインサロン」とは、月額会員制のコミュニティのことで、芸能人やインフルエンサー、実業家やアスリートなど、いろいろな方が運営をしています。
ふと以前、「オンラインサロン」を英語で “online salon” で使うのかな?と調べてみたところ、英語で言う場合は別の表現が一般的でした。
ということで、今回はネイティブが「オンラインサロン」の意味で使う英語表現と使い方について見ていきます。
「オンラインサロン」は英語で?
「オンラインサロン」の意味の英語は、
online community
このように表現します。
「オンラインサロン」はクローズドなコミュニティである、と言われることもあるので、 “online community” という表現自体は難しくないでしょう。
“community” は「団体」や「共同体」という意味もありますが、「住んでいる地域」の意味として使うこともよくあります。
日本語で使われている「オンラインサロン」のように、サロンに加入したメンバー間のみの集まりというほど、限定的な意味はそこまで持っていません。
もし、日本語の「オンラインサロン」のニュアンスに近づけるなら、 “closed online community” とする方が意図は伝わりやすいかもしれません。
“online community” の発音
ちなみに、 「オンラインサロン」の語源をご存知ですか?
「サロン(salon)」 は、もともとフランス語で「応接室」を意味する単語。
宮廷や貴族の邸宅に人が集まって、さまざまな交流をしたことから、そういった社交の場(社交界)を「サロン」と呼ぶことになりました。
英語はフランス語の影響をよく受けますね。
そして、時代の変化とともに社交の場がオンラインに移って、「オンラインサロン」と呼ばれるようになったと言われています。
ヘアサロンやネイルサロン、エステサロンのように、今では社交の場の意味とは関係なく「サロン」という言葉が使われているのが不思議なくらいです。
ちなみに、 “forum” という言葉がありますが、 “online community” とは異なります。
“forum” はわからないことを質問すると、誰かが答えを教えてくれたりする、日本語の「ネット掲示板」の意味にあたるものです。
“online community” のようにクローズドな集まりではないので、日本語の「オンラインサロン」のニュアンスとは違うんですね。
「オンラインサロン」の英語表現の使い方
では、「オンラインサロン」の意味で使う “online community” の使い方を例文で見ていきましょう。
I just joined the online community last week.
先週、オンラインサロンに参加したばかりです。
That’s one of the biggest online communities in Japan run by a well-known businessman.
それは、有名な実業家が運営する日本最大級のオンラインサロンです。
A: I am learning English through the online community these days. It’s really great.
A: 最近、オンラインサロンで英語を勉強してるんだけど、本当に良いわぁ。
B: What’s so good about it?
B: 何がそんなに良いの?
A: We support each other and share a lot of tips for learning English so that I’ve never been demotivated.
A: お互いに支え合って、英語学習のヒントをたくさん共有しているから、やる気をなくすことがないのよね。
「オンラインサロン」の英語表現 まとめ
online community
日本語で使われている「オンラインサロン」のように、サロンに加入したメンバー間のみの集まりというほど、限定的な意味はそこまでない。
“closed online community” だと、ニュアンスはより近くなる。