“brain drain” ってどんな意味?
今回は、ちょっとおもしろい表現を紹介します。
“brain drain”
こちらの英語フレーズをカタカナで書くと「ブレイン ドレイン」ですが、なんだか韻を踏んだような表現になっていますね。
ある状態を指すときに使われる表現で、実際に日本でも起こっていることかもしれません。
一体、どんな意味でしょうか・・・?
brain drain の意味は?
“brain drain” は、
- 頭脳流出
- 優秀な人材が離れてしまうこと
こんな意味があります。
“brain drain” の発音
“brain” は名詞で「脳」や「頭脳」といった意味で知られてますが、ここでは「頭脳 = 優秀な人材」と考えます。
“drain” は動詞で「(液体が)流れ出る」や「排水する」の意味ですが、他にも名詞で「損失」や「流出」「排水溝」といった意味でも使われます。
つまり、 “brain drain” 「優秀な人材が(外へ)流れ出る」ことから、「頭脳流出」となるわけですね。
研究者や科学者が日本ではなく、海外(特にアメリカ)で実験・研究をしているって話を聞いたことはありませんか?まさにあの状況が “brain drain” ですね。
ちなみに、ゲームで出てくる「〇〇ドレイン」といった技は「吸い取る」というニュアンスがありますが、英語の “drain” は「流れながら出ていく」というニュアンスですよ!
最近では、自国ではなく海外で働こうと挑戦する人も増えています。
特に、高度なスキルを求められるような職種(特にIT系、医療系)に関しては、日本に限らず他国でも人材不足だったりするので、チャンスも多く転がっていますよね。
そんな中、もし海外の方が給料や待遇が良ければ、海外転職しよう!と考える人だっているはず。
こういった状況は日本にとっての “brain drain” というわけです。
基本的に “brain drain” が起こる背景として、好条件を求めているのがポイントですね。
brain drain の使い方
では、 “brain drain” の使い方を例文で見ていきましょう。
There has been a brain drain out of Japan and into other countries recently.
最近、日本から他国への頭脳流出が起きている。
Because of cuts in scientific research funding, there is concern about a brain drain to the U.S.
科学研究費の削減により、アメリカへの頭脳流出が懸念されている。
The economic impact of the brain drain has been particularly strong in the IT sector.
優秀な人材の海外流出による経済的影響は、特にIT分野で強く出ている。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
brain drain の英語表現 まとめ
- 頭脳流出
- 優秀な人材が離れてしまうこと
頭脳流出は、ある場所から別の場所(好条件なところ)に移るというニュアンスのため、必ずしも海外ではなく国内間でもありえる。