この前、イラっとしてついつい「舌打ち」しちゃったけど、英語で「舌打ち」って何て言うんだろう?
そんな疑問に答えていきます。
腹を立ててしまったとき、物事がうまくいかなかったときなど、イライラしたときについ「舌打ち」をしてしまうもの。
実際に「舌打ち」をするときは「チッ」という音を出しますが、この「舌打ち」の英語表現があるのを知っていましたか?
実は「舌打ち」という言葉自体の英語表現に加えて、「チッ」と音を出す様子を表す言い方もあります。
全部で3つの言い方を紹介していきますので、頭の片隅に入れておいてくださいね!
「舌打ち」の clicking one’s tongue
「舌打ち」は英語で “clicking one’s tongue” と言います。
“click” はパソコンのマウスを「クリックする」の意味ですが、他にも「カチッ」などの音を立てる様子を表す意味もあります。
なので、「舌の音を立てる」から「舌打ち」の意味として使われます。
ただ、英語圏では「舌打ち」は怒っている時だけに限らず、考えているときや言葉に詰まったときに舌を鳴らすことがあり、 “clicking one’s tongue” はその意味で使われる方が多いです。
他にも、韓国や中国、インドなどでも「舌打ち」が別の意味を持っていたりするようです
また、この “clicking your tongue” は、どちらかというと「舌打ち」自体を言い表しているので、「チッ」という「舌打ち」の音を表しているわけではありません。
Don’t click your tongue. That doesn’t sound good.
舌打ちをするな。人聞きが悪いぞ。
I usually click my tongue quite a lot when I got frustrated.
イラっとしたときに普段からけっこう舌打ちを多くする。
「舌打ち」の tut
「舌打ち」は “tut” という言い方もあります。読み方は『タット』
この表現は舌打ちの「チッ」の音を表す言い方で、主にイギリス英語として使われる表現。 “tut tut” と2回繰り返して使うこともあります。
“tut” はもともと感嘆詞ですが、動詞で使うこともできるので、現在進行形や過去形で使うときは “tutting” や “tutted” のように “t” が2つ重なるのを忘れずに。
Oh, man! Tut, it’s pouring. I’m going to get soaked.
なんだよ、チッ、どしゃ降りじゃないか。これは濡れるな。
Tut tut! You’re late again! How many times do I have to tell you not to be late?
チッ!また遅れたのか!遅刻するなと何回言えばいいんだ?
「舌打ち」の tsk
他にも「舌打ち」には “tsk” という英語表現があります。
この “tsk” は舌打ちのときの「チッ」を表す擬音語として使われる言い方で、読み方は『チェッ』です。
「ティー・エス・ケー」とローマ字読みはしないので、気をつけましょう。
この “tsk” は感嘆詞。どちらかというとアメリカ英語の表現で、先ほどの “tut” と同じく “tsk tsk” と2回繰り返して使うこともあります。
そもそも英語圏では「舌打ち」自体のちゃんとした英語表現というのがあまりなく、「チェッ」と舌を鳴らすのが一般的のようです。
日本では「舌打ち = 失礼な行為」と捉われがちですが、海外ではそうとも限らないのかもしれませんね。
The coach is not happy with his performance and gave him tsk tsk.
あのコーチは彼の演技に満足ではなかったので、舌打ちをした。
A: Tsk tsk! I don’t believe what just happened.
A: チッ!マジありえない。
B: Stop clicking your tongue like that. That’s bad behavior. Tell me what happened to you.
B: 舌打ちはやめなさい、態度悪いから。何があったか言ってごらん。
「入学式」の英語表現 まとめ
- clicking one’s tongue
「舌打ち」自体を言い表す表現
“click” はパソコンのマウスを「クリックする」の他に「カチッ」などの音を立てる様子を表す意味もある。
- tut
舌打ちのときの「チッ」を表す擬音語として使える表現。
“tut” は名詞や動詞で使える。進行形や過去形のときは “tutting” や “tutted” のように “t” が2つ重なるのを忘れずに。
イギリス英語として使われる表現のようで、 “tut tut” と2回繰り返して使うこともアリ。
- tsk
舌打ちのときの「チッ」を表す擬音語として使える表現。
“tsk tsk” と2回繰り返して使うこともアリ。