“knock on wood” ってどういう意味?どんなときに使うの?
海外ドラマや映画の1シーンで、テーブルや椅子などをコンコンと叩いている場面を見かけたことはありませんか?
あの行為は “knock on wood” と呼ばれていて、“ある意味”を込めたおまじないとして、ネイティブに使われています。
とはいえ、日本人からすると「あのコツコツ叩く行為はなに?」とつい思ってしまいますよね。
今回はそんな “knock on wood” の意味と使い方について紹介していきます。
knock on wood の意味は?
“knock on wood” は、
- 幸運が続きますように
- 悪いことが起きませんように
こんな意味があります。
“knock on wood” の発音
“knock on wood” は、文字通り「木を叩く」や「木をノックする」ですね。
これは、木には精霊や神様が宿っていると言われていることから、木をコツコツ叩くことで幸運が舞い降りてくるという信じられていたことが起源だと言われています。
他にも、起源は諸説あると言われていますが、木に精霊や神様が宿るという話は聞く話でもあるので、個人的には信憑性高いのでは?と思ってます。
ちなみに、この “knock on wood” は、木を2回コツコツと叩くのが一般的。1回目のノックは幸運を願い、2回目のノックは感謝の気持ちを表しています。
実際は、木が生えている場所にいつも自分がいるとは限らないため、近くにある木製のテーブルや椅子などを使って、「幸運が続きますように」や「悪いことが起きませんように」といった気持ちを込めて “knock on wood” と言いながらコツコツと叩きます。
“knock on wood” のおまじないには、「魔除け」や自慢話、悪口を言ってしまったときに「バチが当たりませんように」というニュアンスで使うこともあるようです。
最近では、木製のテーブルや椅子だけに限らず、壁やドアを使ったり、または素材に限らずに使われることも多くあります。
“knock on wood” 似た表現に、こんな英語のおまじないもあります。
fingers crossed
“fingers crossed” は「(物事が)うまくいきますように」という意味があり、「明日晴れますように」や「仕事の面接がうまくいきますように」のように、事態が好転してほしいことを願うときに使われる表現。
“knock on wood” はすでに何か起こったことが対象となっていて、それに対してのおまじない・願掛けなので、ちょっとした違いがありますが、こちらも是非覚えておきましょう。
knock on wood の使い方
では、 “knock on wood” の使い方を例文で見ていきましょう。
It’s been a while since I got sick. Knock on wood.
しばらく風邪を引いていなから、これからも風邪を引きませんように。
I hope the deal will be agreed by this Friday. Knock on wood.
今週の金曜日までに契約がまとまることを願っています。そうなりますように。
A: I’ve never got a speeding ticket before. So don’t worry about it.
A: 今までスピード違反でキップを切られたことないから、心配しないで。
B: I know, but we’re in kind of a hurry now. I hope nothing will happen today, knock on wood.
B: わかってるけど、私たち今ちょっと急いでるからさ。今日は何も起こらりませんように。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
knock on wood の英語表現 まとめ
- 幸運が続きますように
- 悪いことが起きませんように
木には精霊や神様が宿っていると言われていることから、木をコツコツ叩くことで幸運が舞い降りてくるという信じられていたことが起源。
木を2回コツコツと叩くのが一般的(1回目のノックは幸運を願い、2回目のノックは感謝の気持ちを表す)