「ある程度」や「それなりに」って英語でなんて言ったらいいの?
「ある程度」や「それなりに」は、ときには便利なフレーズだったりします。
物事をはっきりと断定することを避け、あえて曖昧に相手に伝えたいときや、ある一定のレベルや範囲を表すときなどに使われます。
英語でも「ある程度」や「それなりに」の表現はよく用いられ、日常だけに限らず、ビジネスの場面でもよく聞かれます。
では早速、「ある程度」や「それなりに」の英語フレーズと使い方について見ていきましょう!
「ある程度」や「それなりに」は英語で?
「ある程度」や「それなりに」は英語で、
- to some extent
- to some degree
- to some level
このように表現します。
“to some extent” の発音
“to some degree” の発音
“to some level” の発音
「ある程度」や「それなりに」を英語で言うとき、一般的に使われるのが “to some extent” です。
“extent” は「範囲・程度・限度」、 “some” には「いくらかの」や「ある〜」といった意味があるため、2つを組み合わせて「ある程度」となります。
また、ここで使われている “to some extent” の “to” は『前置詞』として用いられていて、「〜まで」や「〜へ」といった到達点を表すイメージ。
『to 不定詞』 と呼ばれる “to + 動詞の原型” の形で使われる “to” もありますが、今回は違いますね。
他にも、 “degree” は「温度・程度」や “level” 「レベル・程度」といった意味があるので、 “extent” の代わりに使うこともあります。
上記3つはどれも置き換え可能なので、セットで覚えておきましょう。
「ある程度」や「それなりに」のその他の表現
「ある程度」や「それなりに」は他にも、
- kind of
- sort of
こんな表現もあります。
“kind of” の発音
“sort of” の発音
「ある程度」や「それなりに」という言葉は、「(全部ではなく)一部」というニュアンスもありますよね。
たとえば、「彼のこと、ある程度は信じる」であれば、「彼のすべてではなく、一部信じる」という意味になりますよね。
このように、「いくらか」や「多少は」といった感じで “kind of” や “sort of” が使われます。
これらは、先ほどの “to some extent” や “to some degree” よりもカジュアルな表現です。
人によってはビジネスの場面でも使いますが、特にメールやテキストなどの文字で伝えるときは失礼な印象を与えるかもしれないため、できれば使用は控えた方がいいでしょう。
逆に、友人同士の会話であれば “kind of” や “soft of” の方が自然ですし、使われる頻度も高いです。
「ある程度」や「それなりに」の英語表現の使い方
では、「ある程度」や「それなりに」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
To some extent, I agree with you.
ある程度、あなたとは同意見です。
I kind of get the gist of what she said.
なんとなく彼女の言ったことがわかった。
A: How was the new restaurant you said you were going to?
A: このあいだ行くって言ってた新しいレストランはどうだった?
B: It was pretty good. But it was sort of expensive.
B: なかなか良かったよ。でも、ちょっと高かった。
A: We’re looking for someone who can code a bit. Can you do it?
A: ちょっとだけコーディングできる人を探してるんだけど、できる?
B: I know HTML and CSS to some extent, but I’ve never created websites.
B: HTMLやCSSはある程度わかるけど、ホームページは作ったことがありません。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
「ある程度」や「それなりに」の英語表現 まとめ
- to some extent
- to some degree
- to some level
“extent” は「範囲・程度・限度」、 “some” には「いくらかの」や「ある〜」といった意味がある。
他にも、 “degree” は「温度・程度」や “level” 「レベル・程度」といった意味があり、 “extent” の代わりに使うこともある。
- kind of
- sort of
「ある程度」や「それなりに」には「(全部ではなく)一部」というニュアンスもあるため、「いくらか」や「多少は」といった感じで “kind of” や “sort of” も使われる。