「自意識が強い」って “self-conscious” じゃなかったっけ?
「自意識」という言葉がありますよね。
あまり頻繁には使わないですが、これを英語で “self-conscious” と言います。
実際の会話では「自意識が強い」といった意味合いで使われることが多いですが、日本語の「自意識が強い」と英語の “self-conscious” のニュアンス、実はちょっと違うんです。
今回は、 日本語の「自意識」の意味や使われ方を考えつつ、 “self-conscious” の意味や使い方について紹介していきます。
「自意識が強い」という意味について考えてみる
本題に入る前に、「自意識が強い」という日本語の意味について確認してみましょう。
「自意識が強い」と聞くと、「自意識過剰」といった言葉を思い浮かべるかもしれませんが、「うぬぼれ」や「ナルシスト」といったイメージありませんか?
さらに言うと、「自己顕示欲が強い」や「承認欲求が強い」といったニュアンスも含まれていたりします。
ですが、改めて調べてみると、「自意識」の本来の意味は「他人のことを気にしすぎる」といったように、周囲の目や気持ちを過剰に気にしてしまうことなんだとか。
必要以上に周りを気にしすぎたり、場合によってはマイナス思考になってしまったり。
僕自身、以前までは「うぬぼれ」や「ナルシスト」の意味で思っていました!
あまりに他人を気にしすぎるあまり、逆に自信過剰になるという意味で、のちに使われるようになったのかもしれませんね。
self-conscious の意味は?
“self-conscious” は、
- 人目を気にする
- 自分に自信がない
こんな意味があります。
“self-conscious” の発音
ということで、先述のとおり「自意識が強い」は、自分が他人からどう見られているか過敏になってしまう、ということでしたね。
“self-conscious” は、そういった場面にピッタリの英語フレーズ。
さらに、「人目を気にする」から転じて「自分に自信がない」という意味でも使われます。
ちなみに、「自意識過剰」のように自我の意識が強すぎるときには、
- too self-conscious
- excessive self-conscious
このように言い表すことが多いです。
“You’re too self-conscious” 「あなたは自意識過剰だ」となり、この場合はネガティブなニュアンスを持ちます。
他にも、「気取った」や「偉そう」といった意味の英語フレーズも代わりに使えますね。
self-conscious の使い方
今回の英語フレーズは、
feel self-conscious
または
be動詞 + self-conscious about ~
“self-conscious” は形容詞なので、一般動詞(主に feel)や be動詞と一緒に使います。
また、 “be動詞 +self-conscious about ~” はよく使われるパターンなので、こちらも押さえておきましょう!
では、 “self-conscious” の使い方を例文で見ていきましょう。
He feels self-conscious being in front of people.
彼は人前に出ると気後れしてしまう。
I’m self-conscious about my looks. That’s why I’m not confident talking to other people.
自分の容姿に自信がないので、人と話すことに自信が持てないんです。
A: I’m self-conscious about being single.
A: 独身であることを周りはどう思ってるんだろう。
B: Don’t worry too much. Compared to the past, you have a lot of options. The world is your oyster!
B: そこまで心配しなくていいんじゃない。昔と比べたら選択肢はたくさんあるわけだし。可能性は無限大だよ!
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
self-conscious の意味と使い方 まと
- self conscious
- 人目を気にする
- 自分に自信がない
ちなみに、「自意識過剰」のように自我の意識が強すぎるときには、
- too self-conscious
- excessive self-conscious
よく使われるパターン
feel self-conscious
または
be動詞 + self-conscious about ~
“self-conscious” は形容詞なので、一般動詞(主に feel)や be動詞と一緒に使う。