“Well said” ってどういう意味?
誰かが発言をしたことに対して、
“Well said.”
という英語フレーズが使われることがあります。
見たこと・聞いたことある単語が並んでいるので、「この表現知らなかった!」という人も、なんとなく意味が想像できるかもしれません。
この “Well said” は単体で使うことができる英語フレーズですが、なんとなく上から目線のイメージはありませんか?
僕は初めて聞いたときに、なんとなく「偉そう」な雰囲気を感じました。
今回は “Well said” の意味やニュアンス、使い方について見ていくことにしましょう。
Well said の意味は?
この “Well said” は、
- 言えてるね
- よく言った
- その通り
こういう意味があります。
「まさにその通り」や「うまく表現してくれた」のように、自分の思っていたこと、言いたかったことを相手がうまく言ってくれたことに対して同意するニュアンスがあります。
“Well said” は、もともと “That was well said.” が省略された表現。 “That” が主語となった受け身の言い方ですね。
なので、“Well said” は「よく言った!」という意味がありますが、「うまく(そのことについて)表現しましたね」という同意や、その発言自体を褒めているので、特に上から目線などのニュアンスはありません。
『人物』に焦点が当てられているよりも、『発言』自体に焦点が当てられている、という感覚です。
“Well said” に似た表現で、 “Well put” という英語フレーズがあります。
“put” は「(モノを)置く」という意味ですが、他にも「頭の中にあることを言葉にうまく置き換えて表現する」といった意味・ニュアンスもあるんです。
なので、 “Well put” は「うまい言い方をすることができましたね」のように、言葉自体の表現がわかりやすく、巧みであることを伝えるときに使う表現となります。
“Well said” と微妙なニュアンスの違いがありますね。
Well said の使い方
では、 “Well said“ の使い方を例文で見ていきましょう。
It has been well said that the best ability is dependability.
最高の能力とは信頼性である、とはよく言ったものだ。
A: Life is short, so I want to work hard and play hard!
A: 人生は短いから、一生懸命働いて、一生懸命遊びたい!
B: Well said!
B: そうだな!
Well done is better than well said.
うまく言うより、うまくやる方が良い。
A: It’s unfair that it’s difficult for women to get promoted. It’s outdated!
A: 女性が昇進するのが難しいのは不公平です。時代遅れだよ!
B: Very well said!
B: ほんとその通り!
“Well 〇〇” の表現は他にもある
“Well said” のように、 “Well 〇〇” という表現は意外と多くあります。
ここでは、 “Well 〇〇” の表現の一部を紹介しておきます。
- well put:巧みな言い方である
- well played:よくやった
- well written:上手に書かれた
- well thought out:よく考えられた
- well known:よく知られた
- well fixed:裕福な
思いのほか、けっこうありますよね。笑
これらの表現は “Well said” と同じように単体で使うこともありますが、文章の中で使うこともあります。
たとえば、 “The idea was well thought out” 「そのアイデアはよく考えられていた」や “The guy is well known” 「その男はよく知られている」といった感じですね。
Well said の英語表現 まとめ
- Well said
- 言えてるね
- よく言った
- その通り
「まさにその通り」や「うまく表現してくれた」のように、自分の思っていたこと、言いたかったことを相手がうまく言ってくれたことに対して同意するニュアンス。
その発言自体を褒めているので、特に上から目線などのニュアンスはない。