
「〜の」を表すとき “〇〇’s” や “of ” を使うけど、使い分け方がわからないなぁ。
英語で「〜の」を表すとき、”〇〇’s” を使うこともあれば、”of” を使うこともありますよね。
たとえば、
「ロンドンの天気」 は “London‘s weather”
「ロンドンの通り」 は “The streets of London”
でも、この違い、なんとなく感覚で使っていませんか?
実は、”〇〇’s” と “of” には明確なルールがあるんです。知らずに使っていると、不自然な英語になってしまうことも…。
この記事では、”〇〇’s” と “of” の違いをわかりやすく解説します。これを読めば迷うことなくスムーズに使い分けができるようになりますよ。
〇〇’s を使うとき:(主に)人物の「〜の」
“〇〇’s” など名詞のあとにつける「’s 」は、アポストロフィーエスと呼ばれてます。
この「’s 」が使われるケースは、
人・生き物・時間
これらが対象になっているとき、“〇〇’s” とするのが自然です。
Tom’s book
トムの本
Today’s weather
今日の天気
Next week’s meeting
来週の会議
このように「人・生き物・時間」に対して使うという基本ルールがあります。
ただ、もちろん例外もあります。
That tower is the world’s tallest building.
あのタワーは世界一高い建物だ。
Japan’s future depends on innovation.
日本の未来はイノベーションにかかっている。
このように “〇〇’s” は、人だけでなく「国・地域・世界・会社」などにも使えるんです。
あとで紹介する “of” を使っても文法的には間違いではありませんが、場合によっては不自然だったり、会話で使うには固い表現になってしまいます。
That tower is the tallest building of the world.
The future of Japan depends on innovation.
これら「人々の活動によって成り立っているもの」には、「’s 」を使うルールに入ると覚えておきましょう。
of を使うとき:もの・ことの「〜の」
“of” を使うことで「〜の」と言い表すこともできます。
主に “of” が使われるケースは、
もの・こと(無生物)
これらが対象になっているとき、“of” を使うのが自然です。
The end of the story
物語の終わり
The rules of the game
ゲームのルール
The capital of England
イングランドの首都



あれ、国名は “〇〇’s” で表現するんじゃなかったっけ??
結論から言うと、「国・地域・世界・会社」に関しては、 “〇〇’s” と “of” どちらを使っても文法的には正しいです。
ただ、 “England’s capital” など文脈によって不自然になってしまうこともあります。
「イングランドの首都」のように「 B の一部として A がある」「 B を語る上で A は大事なもの」といった、全体の一部分を説明の場合は、”of” を使う方が自然なんですね。
「Bを語る上でAは大事なもの」
“〇〇’s” と”of” 両方使えるけど、どちらかが不自然になってしまう場合は、
- 「経済」「政府」のように人が動かすものは “〇〇’s”
- 「地名・歴史・文化」などは “of”
このような傾向になる、と覚えておくといいでしょう。
“of” の詳しい使い方については、こちらでまとめてます。
The history of Japan is fascinating.
日本の歴史は魅力的だ。
The cost of living is rising every year.
生活費が毎年上昇している。
The population of France is 67 million.
フランスの人口は6700万人だ。
A: Do you know the name of that book?
A: あの本の名前知ってる?
B: Yeah, it’s “The Secrets of the Universe.
B: うん、「宇宙の秘密」だよ。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
「〜の」を表す “〇〇’s”と “of” の英語表現 まとめ
“〇〇’s” が使われる対象は、
人・生き物・時間
また、人だけでなく「国・地域・世界・会社」などにも使う。「人々の活動によって成り立っているもの」には、「’s 」を使うルールに入ると覚えておきましょう。
主に “of” が使われる対象は、
もの・こと(無生物)
実は「国・地域・世界・会社」に関しては “of” が使えるときもある。
“〇〇’s” と”of” 両方使えるけど、どちらかが不自然になってしまう場合は、
- 「経済」「政府」のように人が動かすものは “〇〇’s”
- 「地名・歴史・文化」などは “of”