「供給不足」 って英語でなんて言うの?
そんな疑問に答えていきます。
コロナウィルスのワクチン接種が、日本でも加速してきています。
最近では職域接種も始まり、ワクチン接種がさらに拡大されることが予想されていますね。
そんな中、予想を上回るワクチン接種のスピードもあってか、今後はワクチンの供給不足になってしまう可能性があると言われています。
このように、何かの理由によって需要が多くなりすぎてしまい、供給が追いつかなくなってしまう「供給不足」の英語表現を今回は2つお届けします。
short supply, supply shortage
まず、「供給不足」の英語表現でよく使われるのが、
- short supply
- supply shortage
“short” は 「短い」や「低い」を意味しますが、数量などの場合は「不足」や「欠けている」といった意味にもなります。
他にも、似たような意味の単語を使った「供給不足」の英語表現はいくつかあります。
- failure in supply
- tight supply
- undersupply
- shortfall of supply
- deficiency in supply
たくさんあるので、今回取り上げた表現、覚えやすそうな表現などを優先的に覚えればOK!
Some vegetables are in short supply due to bad weather.
悪天候によりいくつかの野菜が供給不足になっている。
Many people bought a lot of toilet paper and caused a temporary supply shortage.
多くの人がトイレットペーパーを購入したため、一時的な供給不足になった。
A: Pacific saury has been in short supply these days.
A: ここ最近、サンマ(=pacific saury)が少なく(供給不足に)なってるね。
B: Yeah I know. I love it but it’s quite expensive. I wish I could eat it more often though.
B: そうだね。サンマは好きだけど結構高いよね。もっと頻繁に食べられたらいいんだけどね。
supply crunch
「供給不足」の英語表現でニュースや英文記事などで見かけるのが、
supply crunch
この表現もよく使われています。
“crunch” の単語の意味を見てみましょう。
- 【動詞】(硬いものを)バリバリ(ボリボリ)噛み砕く、噛む
- 【動詞】(人や車などが)ザクザク(バリバリ)と進む、
- 【名詞】バリバリ、ボリボリ、ザクザク、危機、土壇場、不足
名詞や動詞として使われますが、一般的には「バリバリ・ザクザク」といった音の出るものを表現するときに使われます。
が、他にも “crunch” は「危機」や「土壇場」といった意味もあるんです。
“crunch” はそもそも「噛み砕く」なので、「歯を食いしばる」といった意味から、危機的状況、大変な状況で踏ん張る、踏ん張りどころであるという感じになります。
なので、 “supply crunch” で「供給が不足している(危機的)状況」といった意味やニュアンスになるんです。
Surging demand is at the heart of an ongoing supply crunch.
需要の急拡大は、継続的な供給不足となる。
The supply crunch led to widely differing prices for electricity across the country.
供給不足によって全国的に電気代が大きく違うようになった。
「供給不足」の英語表現 まとめ
- short supply, supply shortage
“short” は 「短い」や「低い」を意味しますが、数量などの場合は「不足」や「欠けている」といった意味にもなる。
- supply crunch
“crunch” は「危機」や「土壇場」といった意味もある。