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【スラング表現あり】「ワクチン・予防接種」は英語で?

気になる人

ウィルスに関する「ワクチン」や「予防接種」って英語でなんて言うの?

そんな疑問に答えていきます。

コロナウィルスが世界中で蔓延している中、アメリカやイギリスの製薬会社が開発したワクチンの接種が一部の国で始まっています。

日本では医療従事者を中心に接種がスタート。今後のワクチン接種対象者が増えていく予定になっていますね。

海外でも「ワクチン」「予防接種」に関する情報は多くあり、調べるとスラング表現を含むいくつかの英語表現があったので、本記事で紹介していきます。

もくじ

「ワクチン」は英語で vaccine, shot

「ワクチン」は英語でこのように言います。

  • vaccine
  • shot
  • jab

日本語の「ワクチン」は “vaccine” から語源。発音は『ヴァクスィーン』となり、日本語の発音とはすこし違います。

“shot”「発砲、発射」という意味、 “jab”「(ぐいっと)刺す」やボクシングの「ジャブ」という意味がありますが、それぞれ「ワクチン」の意味としても使われるんですね。

“shot” はアメリカ英語、 “jab” はイギリス英語として使われるのが一般的。

I always get a flu shot in winter every year.
私は毎年、冬にインフルエンザのワクチンを打っている。

A: I wonder if pharmaceutical companies in Japan make vaccines for coronavirus.
A: 日本の製薬会社がコロナのワクチンを作ってくれないかな。


B: Yeah true. Then, we don’t have to deal with getting the vaccine from the EU.
B: そうだよね。そしたら、ワクチンを手にするためにEUと取引しなくてもいいもんね。

「ワクチン・予防接種をする」は英語で vaccinate, inoculate

「予防接種をする」とは、ワクチンの接種のことですね。

なので、先ほどの “vaccine” の関連語を使うことができます。

  • vaccinate【動詞】:(〜の)ワクチンを接種する
  • vaccination【名詞】:ワクチン接種、予防接種

“vaccinate” は「ワクチンを接種する」という意味なので、「私はワクチン接種をした」は “I’m vaccinated” のように『be動詞 + 過去分詞』で受け身で使います。

動詞 “vaccinate” を使う場合

be vaccinated against ワクチンの名称

または

got vaccinated against ワクチンの名称

“be 動詞” または “got” + “vaccinated” で受け身の形にします。

I’m not vaccinated against coronavirus.
まだコロナのワクチンを接種していない。

The children were vaccinated against major childhood diseases.
子供たちは小児病(子供にかかりやすい病気など)のワクチンを接種した。

People younger than 16 years old are not eligible for coronavirus vaccination at the moment.
現時点で16歳以下の人たちはコロナワクチン接種の対象外となっている。

“vaccine” の関連語(vaccinate, vaccination)は、ワクチンに関する英語の記事にもよく使われていますが、実は他の表現も使われていたりします。

  • inoculate【動詞】:(〜の)ワクチンを接種する
  • inoculation【名詞】:ワクチン接種、予防接種

読み方は、上から『イノキュレィト』『イノキュレィション』

これらの表現の方が、医学的な専門用語として扱われますが、意味は “vaccinate” や “vaccination” とまったく同じなので、置き換えて使うことができます。

なので「ワクチンを接種する」と言いたいときは、“be 動詞” または “got” + “inoculated” のように受け身の形にして使います。

動詞 “inoculate” を使う場合

be inoculated against ワクチンの名称

または

got inoculated against ワクチンの名称

ちなみに “inoculate” は「(思想などを)人に植え付ける」という意味もありますよ。

50% of the population in the country already got inoculated against coronavirus.
あの国の人口の50%の人々はコロナのワクチン接種をしている。

That doctor visits the clinic once a week to give inoculation.
あの医者は週1でクリニックに行ってワクチンを接種。

vaxxed という最新スラング表現もある

最近では、若者のあいだで使われている「ワクチン接種をした状態である」ことを指すスラング表現もあります。

be vaxxed

または

got vaxxed

“vaccine” が短くなって “vax” となったようですが、”I got vaxxed” (私はワクチン接種をした)のように受け身の形で使われるのが一般的です。

ちなみに “vax” または “vaxxed” の語源を調べてみましたが、はっきりとはわかりませんでした。

ただ、2016年に公開されたアメリカのドキュメンタリー映画『MMRワクチン告発』の原題が “vaxxed” といいうのが、もしかすると関係しているのかもしれません。

「感染症」の英語一覧

感染症の種類はいろいろとあるので、一般的に有名なものをいくつか挙げておきます。

感染症(日本語)感染症(英語)
インフルエンザflu
コロナウィルスcorona
麻疹 (はしか)measles
風疹 (ふうしん)rubella
水ぼうぞうchickenpox
天然痘smallpox
おたふく風邪mumps
結核tuberculosis
※ワクチンの場合は、BCG (Bacillus Calmette–Guérin) vaccine を使う
ポリオ(急性灰白髄炎)polio
エイズHIV (Human Immunodeficiency Virus)
日本脳炎Japanese encephalitis
肺炎球菌pneumococcus

このように一覧で表にまとめてみました。

ただ、普段の英会話であれば、これらの英語名称をすべて覚えておく必要は特にありません。(ネイティブであってもすべての名称がわかっているとは限らないので)

ただ、一般的な病気や感染症の名前は英会話でも使われることはあるので、表の上から5〜6つぐらいの名称を英語で言えるようにしておくと、困ることは少ないと思います。

「副作用」は英語で side effect

ワクチンの接種に付きものなのが「副作用」ですね。

「副作用」は英語で “side effect” です。

“side” は直訳すると「脇・側」ですが、「多面性の一面」という意味もあります。 “effect” 「結果」「効果」といった意味があるので「(薬やワクチン投与の) 効果の一面 = 副作用」となります。

ちなみに、日本でもよく聞かれる「アナフィラキシーショック」という言葉ですが、このような「アレルギー反応」の英語表現はこのように使われます。

  • allergic reaction
  • anaphylaxis

“anaphylaxis” はアナフィラキシー(複数の臓器への過剰反応)のことを表してます。

日本語の「アナフィラキシーショック」の語源となっている “anaphylactic shock” も使われますが、新聞やネットの記事ではどちらかという “anaphylaxis” の方が多く見かけます。

“effect” を含む「結果・結末・効果」を意味する英語表現はこちらでまとめてあるので、参考にしてみてください。

A: Are you going to get a vaccine?
A: ワクチン接種するの?


B: Hmm…I’m thinking about it because there are side effects with it.
B: うーん、副作用があるから考えているんだよね。

A: Does this medicine have any side effects?
A: この薬は副作用はありますか?


B: Not really. It might make you a headache a little bit, but I don’t think it’s a big deal.
B: 特にはないかな。ひょっとしたら頭痛が多少あるかもしれないけど、大きな問題ではないと思うよ。

A: I’m really worried about having a severe allergic reaction when I get a COVID-19 vaccine.
A: コロナワクチンを摂取したときに深刻なアレルギー反応が出ないか心配だ。


B: I understand. All we can do is that we don’t panic and try to get accurate information.
B: だよね。私たちができることは落ち着いて正しい情報を手に入れようとすることだね。

コロナワクチンの「EUの輸出規制」

コロナウィルスのワクチンが世に出回るようになり、世界核国でワクチンの争奪戦が始まっていますね。

そんな中、ファイザー社ワクチンの生産ラインの増設の影響で、ワクチン製造拠点となっているベルギーにあるワクチン工場で作られたワクチンに対して、EUが輸出の規制をかける動きが出てきました。

「ワクチンの輸出規制」は英語で “vaccine export controls” と言います。

European Commission set out to control Covid-19 vaccine exports from the EU.
欧州委員会はEUからのコロナワクチンの輸出規制に着手した。

「ワクチン・予防接種」は英語表現 まとめ

  • 「ワクチン」は英語で vaccine, shot
  • vaccine
  • shot
  • jab

“shot” はアメリカ英語、 “jab” はイギリス英語として使われるのが一般的。

  • 「ワクチン・予防接種をする」は英語で vaccinate, inoculate
  • vaccinate【動詞】:(〜の)ワクチンを接種する
  • vaccination【名詞】:ワクチン接種、予防接種

「私はワクチン接種をした」は “I’m vaccinated” のように『be動詞 + 過去分詞』で受け身の形となる。

動詞 “vaccinate” を使う場合

be/got vaccinated against ワクチンの名称

最近では、 “be/got vaxxed” という新たなスラング表現も使われている。

“vaccine” の関連語(vaccinate, vaccination)以外に、

  • inoculate【動詞】:(〜の)ワクチンを接種する
  • inoculation【名詞】:ワクチン接種、予防接種

『be動詞 + 過去分詞』の受け身の形にするのは “vaccinated” と同じ。

  • 「副作用」は英語で side effect

“side” が「横・側」の意味で、 “effect” 「結果」「効果」といった意味があります。

  • 「EUの輸出規制」は vaccine export controls
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