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「身代わり」や「犠牲」って英語でなんて言う?

気になる人

「身代わり」や「犠牲」って英語でなんて言うの?

つい先日、メジャーリーグで名将と呼ばれていた監督の電撃解任がありました。

解任については様々な意見があり、一部では、

「監督は身代わりにさせられた。他に責任を取るべき人間がいるのに・・・」

連敗続きのチームの責任を押し付けられて、監督が犠牲になった」

といった声もあるようです。

特にチーム・グループなどで行動をしていると、何か失敗をしてしまったときに誰かに責任を押し付けるといった行為は起こり得ることかもしれませんね。

ということで、今回はこんな場面で使える「身代わり」「犠牲」の表現について見ていきます。

もくじ

「身代わり」や「犠牲」は英語で?

「身代わり」「犠牲」は英語で、

  • scapegoat
  • sacrifice

このように表現します。

“scapegoat” の発音

“sacrifice” の発音

“scapegoat”“sacrifice” は、「身代わり」「犠牲」といった意味で使われます。

文脈によっては「生け贄(いけにえ)」のニュアンスもあります。

“scapegoat” とは、もともと “scape” と “goat” という2つの言葉が組み合わさったもの。

“scape” 「植物の茎」や「建物の柱」といった意味。

“goat” は動物の「ヤギ」ですね。

なので、そのまま訳すと「柱のヤギ」となってしまいます。

Taka

そもそも、なぜ「ヤギ」なの?

古代のユダヤ教において、年に一度、人々の苦難や罪をヤギに負わせて野に放ったことから由来していると言われています。

とはいえ、 “scapegoat” 「ヤギの柱」なのも、やや不可解ではありますが、実は興味深い説があります。

皆さんは、「人柱(ひとばしら)」というものを知っているでしょうか?

大昔、大規模な建築工事などを成し遂げるため、生きた人間を神へ捧げ物とすることがあり、日本やヨーロッパでは橋や建物の土台、壁の中に人間を埋めたという伝説が多くあります。

そのことを「人柱」と呼んだそうで、実際に人骨が発見されているんだとか。

Taka

ひーっ、怖ッ!

「ヤギの柱」も、この「人柱」と同じような考え方なのかもしれませんね。

そして、もう1つの “sacrifice” ですが「犠牲」の他に、「捧げる」といった意味もあります。

いずれにせよ、「自分の身を捧げる = 自分が犠牲になる」と言うことができますが、 “sacrifice” は何かを犠牲にして別のものを獲得するといったときにも使われます。

Taka

野球で「犠牲バント」というのがありますが、英語では “sarifice bunt” と言いますよね。

「身代わり」や「犠牲」の英語表現の使い方

では、「身代わり」「犠牲」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。

The captain was made a scapegoat for the team’s failure.
キャプテンはチームの失敗の身代わりにされた。

The manager is an easy scapegoat when a team’s season goes sideways.
シーズンにおけるチームの状態が悪化すると、監督は簡単に犠牲にされてしまう。

To some extent, we have to make sacrifices in order to pay good education for our children.
子どもたちがいい教育を受けるために、ある程度私たちは犠牲を払わないと。

When things don’t go well, people always look for a scapegoat but that’s not a resolution.
物事がうまくいかないと人はいつも生け贄を探しますが、それでは解決になりません。

その他の表現はいかがでしょうか?↓

「身代わり」や「犠牲」の英語表現 まとめ

  • scapegoat
  • sacrifice

“scapegoat” とは、もともと “scape” と “goat” という2つの言葉が組み合わさったもの。

“sacrifice” は何かを犠牲にして別のものを獲得するといったときにも使われる。

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