「三日坊主」って英語でなんて言うの? “three days” とか使って表現するのかな?
「三日坊主」は日本語のことわざ表現で、「あきっぽくて長続きしない」「投げ出しやすい」といった意味で使われます。
日本語のことわざ表現って、英語で言うことできるの?
と、思うかもしれませんが、実はいろいろな言い方があります。
- quitter
- fickle
- get bored easily
- can’t stick with anything
- find it difficult to stick with it
- give up anything no matter what I do
ことわざは日本の文化や習慣から生まれた表現なので、100パーセントそのまま置き換えられる英語はありません。
ですが、同じような、または似たような意味として使える表現はいくつもあるんです。
今回は、「三日坊主」の意味として日常会話で使える6つの英単語・フレーズを紹介します。
「あきっぽくて長続きしない」「投げ出しやすい」イメージを伝えたい時にはぜひ使ってみてください。
それぞれの英単語・フレーズは多少の意味やニュアンスの違いはありますが、「三日坊主」の意味としてしっかり使えますので安心してください。それではいきましょう!
quitter
“quitter” は直訳だと「やめる人」となりますが、そこから転じて「飽きやすい人」「三日坊主」という意味で使うことができます。
I’m a quitter.
私はやめてしまう人です。= 私は三日坊主です。
You are such an easy quitter!
あなたはなんて飽きやすい人だ!
“quitter” は “quit” という動詞に “er” がついた単語です。
- sing + er = singer
- play + er = player
- teach + er = teacher
- work + er = worker
- manage + er = manager
- design + er = designer
- plan + er = planner
このように「動詞 + er」 で職業やその分野においてのスペシャリストなわけです。
このことから、すこし変な感じはしますが “quitter” も「やめる人」のスペシャリストと考えることができます。
fickle
“fickle” は「心変わりしやすい」「気まぐれな」「移り気な」といった「自分の忠誠心や愛情などが頻繁に変わる」ニュアンスを含んでいます。
人間の心の状態をあらわす表現なので、恋人関係など、恋愛や浮気などにも使われることがあります。
She is a fickle person.
彼はよく心変わりする人だ。
He started going to the gym, but he’s never going back there after a couple of times. What a fickle guy.
彼はジムに通い始めたが、1〜2回行っただけでそれ以降は行っていない。なんて移り気なやつだ。
get bored easily
“get bored easily” は、「簡単に飽きてしまう」「飽きっぽい」という意味になります。
I get bored easily.
私は簡単に飽きてしまう。
Children get bored easily, so I try to keep them interested.
子どもはすぐに飽きてしまうので、興味を持たせるように工夫しています。
can’t stick with anything
“can’t stick with anything” は、日常会話でよく出てくる表現です。
“stick” は「棒状のもの」を指すだけではなく「くっつく」「忠実である」「固執する」という意味もあり、そこから「続ける」という意味を持ちます。
I can’t stick with anything. I guess I have to change myself.
私は何も続けることができない。自分を変えないとな。
Jim can’t stick with any particular hobby long enough to become any good at it
ジムはどんな趣味でも得意になるまでの間続けられない。
“stick with anything” の “anything” を “any” と変えることも可能。
find it difficult to stick with it
“find it difficult to stick with it” は先ほどと同様、”stick” という英単語を使った表現。
「続けるのが難しいことがわかる」となるので「続けたい意志はあるけど、何かしらの理由でそれが困難である」といったニュアンスとなります。
She finds it difficult to stick with it.
彼女は何かを継続することは難しいと気づく。
give up anything no matter what I do
“give up anything no matter what I do” ですが、日本語としても使う give up(ギブアップ)を用いたフレーズ。
この場合は、ギブアップの内容をより細かく説明することで、「三日坊主」のニュアンスにより近づけた表現になります。
give up anything だけでもある程度のニュアンスは伝わりますが、no matter what I do をつけ加えた方が「何をするにしても」と強調できるのでなお良いです。
I give up anything no matter what I do.
何をするにしてもあきらめてしまう。
「三日坊主」まとめ
- quitter
“quitter” は直訳で「やめる人」だが「飽きやすい人」「三日坊主」という意味で使える。
“quitter” を「やめる人」のスペシャリストと考えるといい。
- fickle
「心変わりしやすい」「気まぐれな」「移り気な」といった自分の忠誠心や愛情などが頻繁に変わるニュアンス。
- get bored easily
「簡単に飽きやすい」から「三日坊主」の意味。
- can’t stick with anything
“stick” は「棒状のもの」を指すだけではなく「くっつく」「忠実である」「固執する」という意味もあり、そこから「続ける」という意味を持つ。
- find it difficult to stick with it
「続けるのが難しいことがわかる」なので「続けたい意志はあるけど、何かしらの理由でそれが困難である」といったニュアンス。
- give up anything no matter what I do
日本語でも使われるギブアップと同じニュアンスで使える。
“give up” の後ろに説明を加えて「三日坊主」の意味のニュアンスに近づけられる。
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