“Ta!” って何?どういう意味??
以前、オーストラリアに住んでいた頃、スーパーで買い物をしてレジで会計を済ませると、
“Ta!”
と言われたことがありました。
僕の名前が「タカ」なので、「タッ!…」っと自分の名前を言われそうになったと思い、一瞬ピクッとなりました。笑
国や地域によって使われる傾向の高い英語フレーズ(特にスラング)はありますが、このスラング表現は僕が知る限り、オーストラリア(ニュージーランドも含む)などでよく使われている英語です。
ということで、今回は知っておきたい “Ta!” の意味や使い方についてお届けします。
Ta! の意味は?
この “Ta!” は、
ありがとう!
こんな意味があります。読み方はそのままですが、『タァッ!』みたいな感じ。
相手に感謝を表すとてもカジュアルな言い方で、 “Thank you” の代わりに使われます。
日本語だと、「どうも!」や「ども!」って感じのニュアンスですね。
友人や家族とのメッセージのやりとり、スーパーや薬局、その他いろいろな「ありがとう」の場面において、老若男女で書き言葉、話し言葉どちらでも使われています。
経験上、女性の方が多く使っている印象がありました。
ちなみに、赤ちゃんには “bye bye” の代わりに “ta ta” と覚えさせることがあるそうです。
ただし、ビジネスなど仕事の場面で使うのはカジュアルすぎてしまうため、 “Thank you” または “Thank you so much” など、一般的な「ありがとう(ございます)」の英語表現を使うのが無難です。
では、なぜ “Ta” が “Thank you” の意味になるのでしょう?語源を調べてみました。
英語という言語は、さまざまな言語が由来となっていますが、デンマーク語が由来になった言葉も多くあります。
実は、デンマーク語で「ありがとう」は “tak” と表現し、特にイングランドやスコットランドなどで使われていたようです。
それが、時代の経過とともに “tak” の “k” が発音されなくなり、次第に “ta” という発音で定着した、と言われています。
意外にも、デンマーク語が由来!
あくまで一説ではありますが、ラテン語やフランス語などが現代でもそのまま英語で使われていたりすることも考えると、この説の信憑生は高いかもしれません。
Ta! の使い方
では、 “Ta!“ の使い方を例文で見ていきましょう。
(エレベーターが到着し、降りる順番を他人に譲るとき)
A: After you.
A: お先どうぞ。
B: Ta!
B: どうも!
A: Excuse me, do you know where Starbucks is near here?
A: すみません、この近くにスターバックスはありますか?
B: Yeah, It’s right in front of Central station.
B: ええ、セントラル駅の目の前にありますよ。
A: Great! Ta!
A: いいですね!ありがとう!
A: Hey, I’m going grocery shopping. Do you want anything?
A: ねぇ、
B: Can you get a bottle of milk?
B: 牛乳を買ってきてくれる?
A: You got it!
A: わかった!
B: Ta.
B: ありがとう。
Ta! と言われたときの返答は?
ここまで、 “Ta!” は “Thank you” の意味で使われると紹介しました。
では、 “Ta!” と言われたときに、私たちはどう返答すればいいでしょうか。
“Ta!” に対応する特別な返答フレーズがあるの?と思うかもしれませんが、特にそういった表現はありません。
そのまま特に何も答えずに相手に笑顔を見せるだけでもOKです。もし、どうしても何か言わないと気が済まない、失礼じゃないかと思う方は、 “Ta!” と返すのもアリです。
ちなみに、“Thank you” 「ありがとう」のように、誰かに感謝されたときの返答フレーズも下記にまとめておきます。
- That’s okay / That’s alright
- Anytime
- No problem
- Yeah / Uh huh
- Don’t mention it
- It’s my pleasure
- You’re very welcome
上記の返答フレーズは、場面によって使い方が異なります。詳しい内容や使い方などはこちらの記事をどうぞ。
Ta! の英語表現 まとめ
- Ta!
ありがとう
相手に感謝を表すとてもカジュアルな言い方で、 “Thank you” の代わりに使える。
日本語のニュアンスは「どうも、ども」で、書き言葉、話し言葉どちらも対応可。