“I got it” と “You got it” の違いがよく分からないなぁ。
そんな疑問に答えていきます。
英語で「わかった」と言いたいとき “I got it” と言えばいい、と覚えていませんか?
ですが、実は “You got it” も「わかった」という意味で使われる、と知らない人もいるかもしれません。
“I got it” と “You got it” はどちらも「わかった」や「了解」といった意味がありますが、使うときの状況やニュアンスに違いがあります。
今回は、同じ意味だけど違う「わかった・了解」の英語表現の使い分けです。
I got it の意味
“I got it” は、
(相手の言ったことに対して)わかりました、理解しました
という意味があります。
この “I got it” は、誰かが何か言ったことに対して理解できたときに使う「了解」のニュアンスがあります。
“I understand” と同じ意味ですが、 “I got it” の方がカジュアルで、よくネイティブも使っています。
ビジネス向きの表現ではないと言われていますが、たしかにクライアントなど相手との信頼関係が浅い場合に使うのは適切ではありません。
が、上司や同僚との会話で使われることはよくあります。
“I got it” をさらにカジュアルに言う場合は、 “Got it” や “Gotcha” などがあります。
また、 “I got it” は「了解」の意味だけじゃなく、
- I bought it :買った
- I received it:受け取った、もらった
の代わりに使うこともできます。
I got it の使い方
では、 “I got it” の使い方です。
A: Do you understand what I mean?
A: 私が言った意味、理解できた?
B: Yeah, I got it
B: はい、理解できました。
A: We’re going to have a meeting at 9:30 am tomorrow.
A: 明日、9時半に会議をしたいと思ってます。
B: I got it. See you tomorrow.
B: わかりました。では、また明日。
A: Nice shirt! Where did you get it?
A: いい靴だね!どこで買ったの?
B: I got it in the states.
B: アメリカで買いました。
You got it の意味
“You got it” は、
(相手の頼みごとや依頼を承諾して)わかりました、了解しました
という意味があります。
この “You got it” は、誰かから頼みごとや依頼を承諾するときに使う「了解」のニュアンスがあります。
“I got it” に比べるとやや使われる頻度は低めですが、例えばレストランで店員がオーダーを取るときに「了解しました」と言うときに “You got it” を使います。
また、お客さんと店員の関係だけでなく、友人や仕事仲間との会話でも使います。
「相手の依頼」は「相手の言っていること」とも言えるので、 “I got it” と言っても問題はありません。ただ、ネイティブからすると少し違和感を感じるかもしれません。
You got it の使い方
では、 “You got it” の使い方です。
A: Can you send me the documents through email?
A: Eメールでその書類を送ってくれますか?
B: You got it. I’ll do it right away.
B: わかりました。すぐに送ります。
A: I’m going to the states next week. Do you want anything?
A: 来週、アメリカに行くんだけど、何かいる?
B: Well, I want craft beer. Can you get some of those?
B: うーんと、クラフトビールが欲しいな。いくつか買ってきてくれる?
A: You got it!
A: 了解!
I got it と You got it 英語表現の違い まとめ
- I got it
(相手の言ったことに対して)わかりました、理解しました
誰かが何か言ったことに対して理解できたときに使う「了解」のニュアンス。
- You got it
(相手の頼みごとや依頼を承諾して)わかりました、了解しました
誰かから頼みごとや依頼を承諾するときに使う「了解」のニュアンス。