「ガッカリした」って英語で “I’m disappointed.” じゃなかったっけ?
先日、お目当ての品物を買いに行ったのですが、なんと売り切れ・・・。
しかも、いつ再入荷するかわからず、ガッカリしたときがありました。
みなさんも「ガッカリした」という経験、ありませんか?
「ガッカリする」は「失望する」とも言えますが、英語では動詞の “disappoint” を使って “I’m disapponted” と表現します。
が、実はイギリス英語では “I’m disappointed” よりも、ネイティブが日常会話でよく使うスラング表現があるんです。
イギリス英語?うーん、あまり興味ないなぁ。
と思っている方も、今回紹介する英語フレーズは知っておいて損がないので、ぜひ頭の中にぶち込んでおきましょう!
「ガッカリした」は英語で?
「ガッカリした」は、
I’m gutted
“I’m gutted” の発音
“gutted” は、「内臓」「腸」を意味する名詞 “gut” から派生した言葉。
“gut” は動詞で使うこともあり、「(動物や魚の)はらわたを抜く」という意味があり、そのイメージから “gutted” は「ガッカリさせる」という意味になります。
イギリス人が出ている映画、ドラマ、リアリティショーでめちゃくちゃよく使われていますよ!
また、あまり頻度は高くないですが、 “gutted” は「破壊される」という意味も一応あります。
A lot of building was gutted by the earthquake.
地震で多くの建物が壊れた。
“damaged” や “destroyed” などと同じような意味ですね。
「ガッカリする」はある意味「心が破壊される」とも言えるので、なんとなく2つの意味を関連づけることができそうですね。人間に対しては「ガッカリ」、建物には「破壊」と覚えておくといいかもしれません。
ちなみに、日本語の「ガッツ」という言葉は、この “gut” から由来していると言われていますが、 “gut” には「根性」や「やる気」という意味は特にありません。
「ガッツポーズ(guts pose)」を英語から解釈しようとすると「内臓ポーズ」ってことになってしまいますね。笑
“I’m gutted” は、下記の英語フレーズに変えることもできます。
- I’m feeling down
- I’m devastated
“I’m feeling down” の発音
“I’m devastated” の発音
“feel down” は文字通り「気分が落ちる」なので、「ガッカリ」のイメージに直結しやすい、わかりやすい表現ですね。
“devastated” は「(人を)途方に暮れさせる」や「困惑する」といった意味があります。そこから転じて受け身の形で使うと「非常にガッカリする」というニュアンスを持つ表現になるんです。
あと、ちょっと意外かもしれませんが、 “I’m sad” も「ガッカリした」のニュアンスで使えます。
「悲しい」の意味だけだと思っていた方は、合わせて押さえておきましょう。
「ガッカリした」の英語表現の使い方
今回の英語フレーズは、
主語 + be動詞 + gutted
受け身、受動態の文章(〜させられる)は、『be動詞 + 動詞の過去分詞形』のパターンで表現できましたね。
なので、 “I’m gutted” は「私はガッカリさせられる = 私はガッカリする」となります。主語を “You/He/She/We/They” などに変えることで「〜はガッカリする」と言えます。
では、「ガッカリした」の意味で使う英語フレーズの使い方を例文で見ていきます。
I didn’t past the driving test. I’m gutted.
運転免許試験に合格できなかった。ガッカリ。
He was gutted when she broke up with him because he was thinking about getting married to her in the future.
彼女に別れを告げられて彼はとてもガッカリした。彼は将来的に彼女と結婚することを考えていたからだ。
I can’t believe that we lost 2-1 to Arsenal. I’m absolutely gutted.
アーセナルに2-1で負けたなんて、信じられない。本当にガッカリだ。
My friend was really gutted when he heard that his favorite band had broken up.
大好きなバンドが解散したと聞いて、僕の友達はとてもガッカリしていた。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
「ガッカリした」の英語と使い方 まとめ
I’m gutted
“gut” は名詞で「内臓」「腸」、動詞で「(動物や魚の)はらわたを抜く」という意味があり、そのイメージから “gutted” は「ガッカリさせる」という意味になる。
- I’m feeling down
- I’m devastated
主語 + be動詞 + gutted
受け身、受動態の文章(〜させられる)は、『be動詞 + 動詞の過去分詞形』のパターンで表現。