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失敗をしてしまったときの「やらかした」「しくじった」って英語だとなんて言うんだろう?
今まで、「やらかしたー!」「しくじった・・・」みたいな経験はありますか?
何かしら失敗をしてしまったとき、やり損なったときに「やってしまった」または「やらかしてしまった」といった場面でよく使われますよね。
「パソコンのデータを消してしまった」
「スマホの充電をせずに家を出てきてしまった」
「車をぶつけてしまった」
大失敗のときに限らず、ちょっとしたミスでも「やらかす」「しくじる」はよく出てきますよね。
これらを意味する英語フレーズがいくつかあるので、今回はネイティブが使う英語フレーズを紹介していきます。
screw up
「やらかす」「しくじる」は、
screw up
よく使われます。
“screw up” の発音
“screw” は「ねじ」を意味する英語で、ねじを締め付けるときにつかうドライバーは英語で “screw driver” です。
“screw” には他にも色々な意味があるのですが、”up” と組み合わせると、 “screw up” は「やらかす」「しくじる」の意味になります。
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主にアメリカで使われる表現ですね。
“screw up” は動詞(句動詞)で、目的語があってもなくても使えます。(自動詞、他動詞どちらとしても利用可)
たとえば、 “I screwed up!” は「やってしまったー!」となります。
また、 “screw-up” や “screwup” だと名詞で「失敗」「ヘマ」、または「いつも失敗をする人」という意味で使うこともできます。合わせて覚えておきましょう。
A: Oh my god. I totally screwed up.
A: しまった。完全にしくじった。
B: That’s okay. Everyone makes mistakes. Don’t screw up next time!
B: 大丈夫。誰でも失敗はするものだ。次は失敗しないように!
She didn’t mean to screw things up with Robert, but as it turned out she did.
彼女はロバートとの関係を台無しにするつもりはなかったが、結果的にそうなってしまった。
I screwed up the job interview yesterday. I don’t think I would be hired the company.
昨日、面接で失敗してしまった。その会社には採用されないだろうな。
mess up
他にも「やらかす」「しくじる」は、
mess up
こちらもよく出てきますね。
“mess up” の発音
“mess” は名詞で「散らかっている状態」という意味があり、そこから派生して「困った立場」「窮地」を指すときにも使われます。
また、動詞でも「散らかす」「汚くする」といった意味があり、先ほどの “screw” と同様に “up” と組み合わせると、 “mess up” で「やらかす」「しくじる」の意味になるんです。
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「散らかっている」様子から、「良くない状況」であることが想像できますよね。
また、形容詞の “messy” は「散らかった汚さ」を表すときによく使われます。 “Your room is so messy!” で「君の部屋はめっちゃ(散らかっていて)汚い!」となります。
I kind of messed up the whole date.
全体的にデートに失敗した。
I’m so sorry, I messed up big time.
本当に申し訳ない。大失敗してしまった。
He says that his divorce has really messed his life up.
彼は離婚したことで人生がめちゃくちゃになったと言っている。
fuck up
さらに「やらかす」「しくじる」は、
fuck up
“Fワード” が入った表現ですね。
“fuck up” の発音
ここまで紹介してきた “screw up” や “mess up” と同じく、 “fuck up” もネイティブの間では使われます。
“fuck” という単語を使っているため、スラング表現ですね。
「やらかした」というよりも、「クソやらかした」や「どちゃくそやらかした」みたいなイメージが近いかもしれません。
ただし、 “fuck” は一般的にかなりカジュアルな響きがあるため、親しい友人などに使うのがオススメです。
He fucked up the whole plan.
彼は計画そのものを台無しにした。
I had to get a high score on this exam and I totally fucked it up.
この試験で高得点を取らなくてはいけなかったのに、完全にやらかしてしまった。
The rain fucked up our plans to go on a picnic.
雨でピクニックに行く予定が台無しになった。
blow it
「やらかす」「しくじる」は、
blow it
ちょっと意外かもしれませんが、こちらもよく使われます。
“blow it” の発音
ここまで紹介してきた『動詞 + up』の形ではありませんが、 “blow” は「吹く」という意味があり、 “blow it” で「やらかす」「しくじる」の意味でも使われます。
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直訳だと「それを吹く」になってしまうので、そのまま解釈しないのがポイント。
目の前にあるチャンスなど(it)を吹いて(blow)どこかに飛ばしてしまうイメージ。「チャンスを不意にしてしまう」ようなときにも使えます。
実際に、 “blow one’s chance” という言い方もあります。
I totally blew it.
完全にやらかした。
I know you’re nervous about the job interview, but don’t blow it this time.
面接に緊張するのはわかるけど、今度こそ失敗するんじゃないぞ。
A: You had a date, didn’t you? How did it go?
A: デートだったんでしょ?どうだった?
B: Well, it didn’t go so well. I think I might blow it.
B: まぁ、あまりうまくはいかなかったかな。きっと失敗したと思う。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
「しくじる」「ヘマをする」の意味と使い方 まとめ
screw up
また、 “screw-up” や “screwup” だと名詞で「失敗」「ヘマ」、または「いつも失敗をする人」という意味で使うこともできます。合わせて覚えておきましょう。
mess up
“mess” は名詞で「散らかっている状態」という意味があり、動詞でも「散らかす」「汚くする」といった意味がある。 “screw up” と同じ意味で使える。
fuck up
“fuck” は一般的にかなりカジュアルな響きがあるため、親しい友人などに使うのがオススメ。
blow it
目の前にあるチャンスなど(it)を吹いて(blow)どこかに飛ばしてしまうイメージ。「チャンスを不意にしてしまう」ようなときにも使われる。