「それは残念ですね」って “That’s too bad” は間違いなの!?
そんな疑問に答えていきます。
誰かの不幸な話、悲しい話を聞いたとき、相手の気持ちに寄りそって「それは残念ですね」と同情することがあります。
英語だと “That’s too bad” と習った人も多いかもしれませんが、使い方次第によっては相手に誤解を与えてしまう、ひとクセある表現なんです。
ということで、 “That’s too bad” の正しい意味と使い方をしっかりと押さえておきましょう。
That’s too bad の意味は?
“That’s too bad” は、
- それは残念ですね
- まずいですね
- (皮肉で)残念だったね
- ざまあみろ・どうでもいい
このような意味があります。
「ざまあみろ」って、むしろ逆の意味になってるじゃん!
と、思う方もいるかもしれませんが、実際にこういった意味やニュアンスを含むことがあります。
実は、この “That’s too bad” は、大したことがない失敗に対して「残念でしたね」の意味で使うのが一般的。うまくいかなくても他の選択肢があるような場合に使われます。
たとえば「買いたいものが買えなかった」ときに “That’s too bad” を使うイメージ。
「買えなかったのは残念だったけど、他のお店またはネットで買えるかどうか確認してみよう」と別の方法を選ぶことができますよね。
深刻な状況ではないときに “That’s too bad” が使うので、場合によっては「バカにしてる」など皮肉っぽくなることがあります。
なので、自然災害で大きな被害にあったり、誰かが亡くなったときに “That’s too bad” を使うと、事態を深刻に考えていないと思われ、とても失礼な印象になってしまいます。
こういった深刻な場面では、 “I’m sorry to hear that” などを使うようにしましょう。
That’s too bad の使い方
では、 “That’s too bad” の使い方を例文で見ていきましょう。
A: Damn it! I failed my science exam.
A: くそっ!科学のテスト落ちた。
B: That’s too bad. I guess you have to take another class next year.
B: それは残念だったね。来年、またこの授業を取るしかないな。
A: I couldn’t buy a ticket. I was already sold out.
A: チケット買えなかった。もう売り切れてた。
B: That’s too bad. Maybe you can get it next time.
B: それは残念だったね。次回はゲットできるかもね。
A: What happened to Rachel?
A: レイチェルの身に何かあったの?
B: Oh, she’s really sick. So, she can’t come to the party.
B: あぁ、彼女風邪ひいたんだ。だからパーティには来れないって。
A: That’s too bad. Hope she’ll be better soon.
A: それは残念だ。彼女早く良くなるといいな。
A: I’m so sorry. I won’t do it again.
A: ごめん。もうしないから。
B: That’s too bad. I don’t expect you anymore. So whatever.
B: あら、残念。あなたにはもう別に期待してないから。どうでもいい。
That’s too bad の英語表現 まとめ
- That’s too bad
- それは残念ですね
- まずいですね
- (皮肉で)残念だったね
- ざまあみろ・どうでもいい
深刻な状況ではないときに “That’s too bad” が使うため、カジュアルな印象や、場合によっては皮肉っぽくなることがある。
深刻にな事態に対して使うと、とても失礼な印象になるので気をつける。