“I can’t be bothered” ってどういう意味?
今回は、オーストラリアでよく使われる表現をお届けします。
昔、オーストラリアの友人宅に行ったときに、その友人から、
I can’t be bothered to cook tonight.
と言われたときがあります。
当時、”bother” の意味はなんとなく知っていたものの、この文章の意味がわからず「え?どういう意味??」となってしまってました。
ネイティブがよく使う、覚えておくと便利な表現なので、覚えておきましょう!
I can’t be bothered の意味は?
この “I can’t be bothered” は、
- めんどくさい
- やる気が起きない
こういった意味があります。主にオーストラリアやイギリスなどでよく使われる表現ですね。
“bother” にはこんな意味があります。
- 悩ます、困惑させる
- 邪魔をする
- 気をもむ、心配する
このような意味がありますが、コアイメージは「苦にする」や「心配する」です。
“bother to ~” で「〜することを心配をする」や「わざわざ(苦になるような)面倒な〜をする」といった意味。
なので、『be + bothered』の受け身形で「わざわざ面倒な〜をさせられる」となります。
そして、不可能を表す “can’t” が入るので、「わざわざ面倒な〜をさせられるのは不可能 = わざわざ〜できない、面倒だ」といった意味になるんです。
日本語意味から考えてしまうと難しいので、「めんどくさい = I can’t be bothered」 と覚えてしまう方が早くてラクです!
「わざわざ〜したくない」という日本語から、 “I don’t want to bother to ~” と使いたくなりがちですが、このような表現はしません。この場合は単に “I don’t want to ~” でOK。
「めんどくさい」や「やる気が起きない」という意味で使われる “I can’t be bothered” の代わりに使える表現があります。
I don’t feel like ~ ing
「〜をする気分じゃない」となるので、同じような意味で使えます。
I can’t be bothered の使い方
“I can’t be bothered“ は後ろに “to + 動詞の原形” が入ることもあります。
I can’t be bothered to 動詞の原形
では、 “I can’t be bothered“ の使い方を例文で見ていきましょう。
I can’t be bothered to cook tonight.
今夜は何も料理をする気になれない。
A: Hey, do you wanna hang out tonight?
A: ねえ、今夜一緒に遊ばない?
B: Yeah, but I can’t be bothered to go out. I’d just rather stay at home.
B: うん、でも外に出るのが面倒くさいな。どちらかというと家にいたい。
It’s freezing out there. I can’t be bothered to go to the supermarket.
外めっちゃ寒い。スーパーに行く気になれない。
I can’t be arsed/assed という表現も使われる
友人や家族など、相手と親しい関係であれば、 “I can’t be arsed” や “I can’t be assed” も使われます。
“I can’t be bothered” と同じく、「めんどくさい」や「やる気が起きない」の意味です。
“arse” はイギリス英語、 “ass” はアメリカ英語で「お尻・ケツ」を意味します。
“I can’t be arsed” や “I can’t be assed” は日常的にネイティブが使っていますが、カジュアルでやや下品な表現だと思われているため、積極的に使うことはあまりオススメしません。
特に、ビジネスなどの場面で使うのはやめておきましょう。
I can’t be bothered の英語表現 まとめ
- I can’t be bothered
- めんどくさい
- やる気が起きない
このような意味がありますが、コアイメージは「苦にする」や「心配する」
“I can’t be arsed” や “I can’t be assed” も使われる。
「わざわざ〜したくない」という日本語から、 “I don’t want to bother to ~” となりがちですが、このような表現はありません。この場合は単に “I don’t want to ~” でOK。