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「フライドポテト」や「ポテトフライ」って英語で通じないの?
「フライドポテト」や「ポテトフライ」はカタカナで表記されているので、英語から来た言葉だし、英語も同じでしょ?と思うかもしれません。
たしかに、文法的に間違いはないので、全く通じないというわけではありません。多少、ニュアンスなどは伝わるでしょう。
ですが、ネイティブは違う表現を使うため、よく使われる「フライドポテト」や「ポテトフライ」の英語表現を覚えておくのがオススメです。
アメリカ英語、イギリス英語で使われる表現が異なるだけでなく、カットされたポテトの形によっても英語表現が違うので、知っておくと役立つと思いますよ!
アメリカ英語:「フライドポテト」は french fries
まず、アメリカ英語で使われる「フライドポテト」や「ポテトフライ」は、
french fries
このように表現します。
“french fries” の発音
“french fries” が正式な言い方ですが、多くの人は省略して “fries” と言ったりしているので、どちらか好きな方を使えばOK!
主にアメリカやカナダなど、北米において使われる表現です。
そもそも “french fries” には、なぜ “french” がついているのか、気になりませんか?
調べてみたところ、諸説ありました。
その1つとして、現代で食べられている「フライドポテト」や「ポテトフライ」は、もともとベルギー南部のナミュールというフランス語圏から生まれたもので、その当時、駐在していたアメリカ兵士たちが “french fries” と呼んだのが始まりなんだとか。
他にも、「フライドポテト」や「ポテトフライ」はパリが発祥だ!という説もあったりなど、実際のところはどの説が正しいかはわかっていません。
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僕自身もそうですが、「フライドポテトはアメリカが発祥」と思っていた人は多いのでは?
ちなみに、ベルギーにはフライドポテト博物館と呼ばれる、フライドポテトについての歴史が詰まった建物があるらしいです。1度行ってみたいものですね。
Do you want some french fries.
フライドポテトを食べる?
A: What would you like to order?
A: ご注文は何にしますか?
B: Can I have a cheese burger with large fries, please?
B: チーズバーガーとLサイズのフライドポテトをください。
A: Alright! The total is $13.58.
A: わかりました!お会計は13.58ドルです。
イギリス英語:「フライドポテト」は chips
まず、イギリス英語で使われる「フライドポテト」や「ポテトフライ」は、
chips
このように表現します。
“chips” の発音
イギリスやオーストラリアでは、「フライドポテト」や「ポテトフライ」のことを “chips” と表現するのが一般的です。
「フィッシュ&チップス」という、白身魚のフライとフライドポテトの料理がありますが、そこでもチップス(chips)が使われていますね。
“chips” と聞くと、日本語では「ポテトチップス」を思い浮かべますよね?
これは、アメリカやカナダでも同様です。
ですが、イギリス英語・オーストラリア英語では「ポテトチップス」を “crisp” または “crisps”と表現するんです。
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わかりずらいですが、これは慣れるしかありません。
This is the best fish and chips I’ve ever had!
今まで食べたフィッシュ&チップスの中で一番おいしい!
A: Can I get a crispy chicken sandwich with small chips and a medium drink?
A: クリスピーチキンサンドイッチとSサイズのフライドポテト、Mサイズのドリンクをください。
B: Do you want for here or to go?
B: ここでお召し上がりますか?それともお持ち帰りですか?
A: To go, please.
A: 持ち帰りでお願いします。
いろいろな種類の「フライドポテト」とは?
日本では、「フライドポテト」や「ポテトフライ」の種類は多くないのですが、アメリカを中心に特に西洋圏では、形の違うものがいろいろあります。
今回紹介するのはすべての種類ではありませんが、旅行、留学などで海外に行くと見かけることもあるはずなので、ひと通りは知っておくといいでしょう。
standard cut fries
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一般的なサイズにカットされたもので、いわゆる「フライドポテト」や「ポテトフライ」と言われるものの大半がこれでしょう。
potato wedges
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これは、日本でも馴染みのある「ポテトウェッジ」ですね。
英語では、 “potato wedges” と複数形で使うのが一般的です。
steak cut fries
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これを初めて聞いたとき、お肉の「ステーキ」を想像するかもしれませんが、 “thick cut fries” のことで、「太めにカットされたフライドポテト」です。
shoestring fries
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“shoestring” という名前のとおり、「靴ひも」のように細くカットされたフライドポテトです。
curly fries
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最近、日本でも見かけるようになってきましたが、クルクルとカールしている形が特徴のフライドポテト。
crinkle cut fries
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冷凍用のフライドポテトなどで意外と見かけるのが、この形かもしれません。
ただ、この形を “crinkle cut fries” と呼ぶのは知らなかった!って感じですよね。
waffle fries
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その名の通り、ワッフルっぽい見た目をしたフライドポテト。
どうやってカットしてるの?とすこし気になるところですね。
tater tots
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コロッとした俵型が特徴の「テイタートッツ」
あまりお店では見かけませんが、おやつ、お弁当のおかずにピッタリと最近話題になっているようですね。
sweet potato fries
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さつまいもから作られたフライドポテト。
通常のじゃがいもよりもヘルシーで、味もおいしいです。
「フライドポテト」の英語表現 まとめ
アメリカ英語の「フライドポテト」や「ポテトフライ」は、
french fries
イギリス英語の「フライドポテト」や「ポテトフライ」は、
chips
いろいろな種類の「フライドポテト」一覧
- standard cut fries
- potato wedges
- steak cut fries
- shoestring fries
- curly fries
- crinkle cut fries
- waffle fries
- tatar tots
- sweet potato fries