“Don’t waste your breath” ってどういう意味?
以前、僕がいきなりネイティブの友人から言われて困ってしまった英語表現を紹介します。
“Don’t waste your breath”
直訳すると「あなたの息を無駄にするな」となりますが、意味が全くわかりません!
なんだか「息をするな」にすら聞こえてくる表現です・・・。
「息をするような行為をやめろ」とは、一体どういうことなのでしょう?
ということで、 “Don’t waste your breath” の意味や使い方をお届けします。
Don’t waste your breath の意味は?
この “Don’t waste your breath” は、
- 言うだけ無駄
- いくら言ってもムダ
こんな意味があります。
なので、 “Don’t waste your breath” は「息をするような行為をやめろ」ではなく、「あなたが(相手に)何か言っても無駄なことので、あなたの息ですら無駄にしない方がいいですよ」と言っているわけです。
「息を無駄にしないほうがいいよ」は、日本語にはない表現ですよね。
このように直接的な表現ではなく、少しひねりを加えたような英語表現が使えるようになると、こなれた感も出せますし、英語上達に一歩近づくことができます。
”Save your breath” も同じ意味で使えるので、合わせて覚えておくといいでしょう。
Don’t waste your breath の使い方
では、 “Don’t waste your breath“ の使い方を例文で見ていきましょう。
Don’t waste your breath. He never listens to any advice.
言うだけムダだよ。彼はどんなアドバイスにも耳を傾けないから。
Don’t bother trying to change my mind about this, you’re wasting your breath!
この件で私の考えをわざわざ変えようとするのは無駄だと思いますよ。
A: I think you deserve a raise because of your performance at work.
A: 君は仕事のパフォーマンスが高いので、昇給に値すると思うよ。
B: Actually, I talked to my boss about it, but it was like I was wasting my breath.
B: 実は上司にも相談したのですが、無駄足を踏んでしまったという感じでした。
A: He should give you some credit though.
A: 彼はあなたをもっと評価すべきですよ。
Don’t waste your time という表現がある
“Don’t waste your breath” に似た表現で、こんな英語フレーズがあります。
Don’t waste your time
「あなたの時間をムダにするな」という意味で、ムダなこと、時間を掛けてまでやるような大事ではないことに対して使える表現です。
英語には “time is money” という言葉があり、日本語では「時は金なり」という意味ですが、時間はお金ほどの価値がある、お金で時間は買えないのだからとても大事なものだ、といったニュアンスがあります。
時間は有限。効率的に使いましょう!ということですね。
Don’t waste your breath の英語表現 まとめ
- Don’t waste your breath
- 言うだけ無駄
- いくら言ってもムダ
「息をするような行為をやめろ」ではなく、「あなたが(相手に)何か言っても無駄なことので、あなたの息ですら無駄にしない方がいいですよ」といったニュアンス。
”Save your breath” も同じ意味で使える。