真剣なことを言いたくて「冗談抜きで」っていう場合、英語でなんて言うんだろう?
「冗談抜きで、これからどうするの?」
「冗談はさておき、あの人はとても人だよ」
このように、「冗談抜きで」や「冗談はさておき」という言葉は、普段の日常会話で使うことがあります。
今回は、「冗談は一旦、置いておいて」といった意味の英語表現について見ていきます。
なんとなくイメージできそうな英単語もあるかもしれませんが、ビジネスの場面でちょっとした笑い取ったあとなどにも使えるので、覚えておくと便利ですよ。
「冗談抜きで」は英語で?
「冗談抜きで」の意味の英語は、
all joking aside
このように表現します。
“all joking aside” の発音
冗談やイジリなども交えながら相手と楽しく会話をしていて、それまでのリラックスした雰囲気から話の内容がガラッと変わるときや、話の本題に入りたいときなどに “all joking aside” は使われることがあります。
「冗談はさておき、〜」や「冗談はともかく、〜」といった意味でも使われます。
それぞれの単語の意味を確認してみます。
- all:すべての
- joking:ジョーク、冗談
- aside:脇へ、傍に、別にして
上記からもわかるように、 “all joking aside” を直訳すると「すべての冗談は脇へ」。
そこから転じて「冗談は抜きにして」や「冗談は置いておいて」といった意味になります。
“It’s no joking” や “It’s not kidding” という英語表現がありますが、「(何かの内容について)それは冗談じゃないんだ」と言いたいときに使うため、 “all joking aside” と若干ニュアンスが異なります。
ちなみに、 “all joking aside” 以外に “all” から始まる類似表現もあります。
- all joking apart
- all kidding aside
- all kidding apart
「冗談抜きで」の英語表現の使い方
今回の英語表現は、
all joking aside
または
all jokes aside
このように、 “joking” だけでなく “jokes” が使われることがありますが、同じ意味になるのでどちらを使ってもOKです。
では、「冗談抜きで」の意味である “all joking/jokes aside” の使い方を例文で見ていきましょう。
All joking aside, she is a great person.
冗談はさておき、彼女は素晴らしい人です。
(天気が悪い場面で)
Hi everyone, what beautiful weather to start my presentation. All jokes aside, let’s get started.
皆さんこんにちは。私のプレゼンを始めるのになんと美しい天気なんでしょうね。冗談はともかく、さっそく始めましょう。
A: Hey, let me ask you a question. All jokes aside, where is two of your relationship going?
A: ねえ、質問なんだけど。冗談はさておき、2人の関係はどこに向かっているの?
B: I don’t know. I mean there’s some age difference but I never feel like it.
B: どうなんだろう。年齢差はある程度あるけど、そんな風に感じたことはないんだ。
「冗談抜きで」の他の英語表現
「冗談抜きで」の英語表現は、 “all joking/jokes aside” やその他の類似表現以外に、
- I’m serious
- no, seriously
などでも代用できます。
たとえば、 “All joking aside, he’s great.” は、 “No, seriously, he’s great.”(冗談はさておき、彼は素晴らしい。)といった感じです。
“No, seriously, ~” で「いや、マジで、〜」みたいなイメージですね。
「冗談抜きで」の英語表現 まとめ
- all joking aside
- all jokes aside
話の内容がガラッと変わるとき、話の本題に入りたいとき、ビジネスのプレゼンの前に笑いと取ったあとに使われる。
- all joking apart
- all kidding aside
- all kidding apart