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“result・outcome・effect・consequence”の意味とニュアンスの違いは?

気になる人

「結果」を意味する “result・outcome・effect・consequence” のニュアンスの違いや使い分け方がわからないなぁ。

そんな悩みに答えていきます。

結果」「結末」を意味する英語表現はいくつかあります。

その中でも、一般的に使われるのが “result”

ただ、“result” 以外にも「結果」「結末」を意味する英単語は他にもあります。

  • result
  • outcome
  • effect
  • consequence

それぞれの単語が持つニュアンスは異なりますが、ネイティブは文脈によってこの4つの単語を使い分けています。

なので、状況に応じて正しい使い方ができるようになるためには、意味・ニュアンスを合わせて理解しておきたいところです。

本記事を読んでいただければ、この4つの単語の使い方に迷うことはもう無くなるはず!

ということで “result・outcome・effect・consequence” のそれぞれの意味やニュアンス、使い方を見ていきましょう。

もくじ

result

“result” は「結果」「結末」の意味として使われる定番表現で幅広く使われます。

その中でも、“result” にはこんなニュアンスがあります。

結果として最後に生じる

原因と結果に直接的な結びつきがある必要はなく、あくまでも最終的な結果・状態を表しているんですね。

また “result” は「結果」「結末」以外にも、試合や試験、選挙の最終的な「数値・結果」という意味もあります。

Taka

このあたりは文脈で日本語訳が変わってきますね。

You took a TOEIC exam last month, right? How was the result?
先月、TOEICのテスト受けたんでしょ?結果どうだったの?

My wife just used a pregnancy test. We can’t wait to see the result.
妻が妊娠検査キットをたった今使ったとこなんだ。結果が待ちきれないよ。

A: I got tested for coronavirus a few days ago.
A: 数日前、コロナの検査受けたんだ。


B: Oh really? How was the result?
B: あ、そうなの?結果はどうだった?


A: It was negative. Thank god!
A: 陰性だったよ。よかった!

【関連記事】ウィルスの「変異種」は英語で?

outcome

“outcome” は「結果」「結末」の意味ですが、こういったニュアンスが含まれます。

結果が出るまで確信がもてない

“outcome” の “come out”「(外に)出てくる」から派生した言葉なので、どういう状態か途中経過はわからないが、結果として表れるといったイメージ。

実際に日常で使われる “outcome” は “result” とあまり大差なく使われており、強いて言うなら “outcome” の方がフォーマルな表現で文語表現として使われます。

ただ、そこまで細かくニュアンスを気にすることはないので、ちょっとした違いがある程度で押さえておくといいでしょう。

ちなみに、 “income” は「収入」の意味なので “outcome” を「支出」だと思っている人がいますが、これは間違い。

「支出」は英語で “expense” や “expenditure” となるので、“income” と “outcome” は対の意味にならないことを覚えておきましょう。

It’s impossible to predict the outcome of the election.
あの選挙の結果を予測するのは不可能だ。

People who had heard of the vaccine efficacy were surprised at the outcome.
ワクチンの有効性を聞いていた人はその結果に驚いた。

Whether the outcome is good or bad, they will be mature through taking such an exam.
結果が良くても悪くても、ああいった試験を受けることで成長できるはず。

effect

“effect” は「結果」「結末」の意味ですが、ニュアンスはこんな感じ。

  • 原因から直接引き起こされるもの
  • 結果を引き起こす効果、効力

英語の1つの起源となっているラテン語の “effectus” が語源となっていて「果たされたもの」という意味。

また、 “effect” は日本語で「影響」と訳されることもあるため、 スペルの似ている “affect” と意味が同じだと感じるかもしれませんが、本質の意味やニュアンスはまったく異なります。

  • affect:物事や人に作用して変化をもたらす = 影響する
  • effect:ある原因が影響することで生じる結果・結末・効果

なので、この2つの英単語がごっちゃにならないように気をつけましょう!

ちなみに、音や映像を加工するときに使われる「エフェクト」はまさにこの “effect” のことでして、 “sound effect” は「音響効果」のこと、 “special effecrs” は「特殊効果」や「SFX」のことを指します。

I took medicine for the headache, but it didn’t have any effect.
頭痛なので薬を飲んだ。でも、これといって結果は変わらなかった。

I’m suffering from the effects of light sleep.
眠りが浅いことに苦しんでいる。

The radiation leak from the nuclear power plant has had a disastrous effect on Fukushima prefecture.
原発からの放射能漏れは福島県に悲惨な影響を与えている。

consequence

“consequence” は「結果」「結末」の意味ですが、ニュアンスはこんな感じ。

  • 行動や状況から必然的に導かれる結果
  • 特に悪い結果や結末

人の行動・判断などが引き起こした「結果」「結末」の中でも『悪い結果』を意味することが多いです。

また、 “As a consequence (of~)” というフレーズ表現があり「〜の結果」「〜の結果として」という意味。文頭や文末などで使える便利な表現。

“As a consequence (of~)” の言い換え表現は以下のとおり。

  • As a result (of ~)
  • that’s why
  • therefore

“that’s why” や “therefore” は「だから、したがって」という意味であることから、結果を表しますよ。

Smoking can have serious consequences.
喫煙は深刻な結果を及ぼすことがある。

As a consequence of the military coup, people are suffering from a lack of freedom in the country.
クーデターの結果、あの国で人々は自由がないことに苦しんでいる。

番外編:fruit

“fruit” は日本語で「くだもの」ですが、「結果」「成果」という意味でも使うことができるんです。

『努力をして植物を育てれば、その成果として実や果実ができる。』

このように苦労をして手をかけることで、やがて形となることから “fruit” が「結果」「成果」の意味としても使われるようになったと言われています。

“the fruit of one’s labor”「努力の成果」という表現も、会話の中で出てくるので、合わせて覚えておくといいでしょう。

I think my efforts are starting to bear fruit.
努力が成果を見せ始めていると思います。

Once the guy became the CEO of the company, it has finally bore fruit.
あの人が会社のCEOになってから、会社はうまくいくようになった。

result・effect・outcome・consequence の意味と違い まとめ

  • result

結果として最後に生じる

原因と結果に直接的な結びつきがある必要はなく、あくまでも最終的な結果・状態を表している。

また “result” は「結果」「結末」以外にも、試合や試験、選挙の最終的な「数値・結果」という意味もある。

  • outcome

結果が出るまで確信がもてない

実際に日常で使われる “outcome” は “result” とあまり大差なく使われており、強いて言うなら “outcome” の方がフォーマルな表現で文語表現として使われる。

  • effect
  • 原因から直接引き起こされるもの
  • 結果を引き起こす効果、効力

「〜すべき」の意味だが「〜しないとヤバイことになる」=「しなさい」といった脅迫・命令っぽいニュアンスが含まれている強い表現。

“effect”“affect” はスペルは似ているが本質的な意味やニュアンスは違う。

  • affect:物事や人に作用して変化をもたらす = 影響する
  • effect:ある原因が影響することで生じる結果・結末・効果
  • consequence
  • 行動や状況から必然的に導かれる結果
  • 特に悪い結果や結末

人の行動・判断などが引き起こした「結果」「結末」の中でも『悪い結果』を意味することが多い。

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