「どしゃ降り」や「パラパラ雨」のように、「雨が降る」に関する英語表現が知りたいな。
ここ最近、天気の悪い日が多いと感じませんか?スカッとした晴れの日が続くかと思いきや、くもりや雨の日が数日続いたり。
これって、梅雨のシーズンが近づいているってことなんでしょうか・・・?
実は、「雨が降る」の英語表現はいくつかあり、日本語と同じように降り方の強度によって英語フレーズが異なります。
- どしゃ降り
- パラパラ雨、小雨
- にわか雨
- 霧雨
「あれ?なんて言うんだろう?」という方もいるかと思うので、この機会にしっかり覚えて英語で言えるようになりましょう!
ということで、今回は「雨が降る」に関する英語表現について紹介していきます。
「雨が降る」は英語で?
まず、「雨が降る」は英語で、
- It rains
- It’s raining
- It’s rainy
この3つがよく使われます。
各フレーズのニュアンスの違いはこちら。
- “It rains” は、習慣的に雨が降っているとき
- “It’s raining” は、話をしている現時点で雨が降っているとき
- “It’s rainy” は、 雨が降っている時間が長い、または1日中雨っぽい日のとき
「今日は雨が降っている」を英語で言うとき、日本語から考えると “Today is raining.” ですが、これはよくある間違いです。
天気の場合、主語は “It” を使うため、 “It’s raining today.” が正しい表現となります。
特に “It’s raining” の場合は、
It’s raining now.
It’s raining today.
どちらもネイティブの会話の中で使われます。
日本語で「今、雨降ってる」と「今日(は今のところ)、雨降ってる」は同じように使ってるはず。それと同じ感覚です!
ちなみに、 “It’s raining” と “It’s rainy” はニュアンスの違いはほぼありません。
雨の強弱を表すときに、使えるフレーズがあります。
- It’s raining lightly.
- It’s raining a little.
- It’s raining heavily.
- It’s raining hard.
- It’s raining a lot.
①、②は、「雨が軽く降る」。
③、④、⑤は、「雨が激しく降る」や「雨が多く降る」です。
色々な言い方がありますね!
他にも、雨の強度を表す英語フレーズがあるので、シンプルな表現を次項から紹介していきます。
「大雨が降る」「どしゃ降りだ」は英語で?
「大雨が降る」「どしゃ降り」は英語で、
It’s pouring
このように表現します。
“It’s pouring“ の発音
“pour” は「(液体などをドボドボと)注ぐ」という意味。
そこから転じて “It’s pouring” は大雨が降っている状態を表します。
この場合、「大雨が降っている」「どしゃ降りである」という日本語に相当します。
注ぐ(pour)ほどの量の雨が降る、というニュアンスですね!
“pour” は動詞なので、 “It pours” でも間違いではないですが、ネイティブはこの表現をあまり使われていません。
“It’s pouring” に “down” をつけて、「大雨が降ってきている」ことを強調することもあります。
英語では『基本の動き + 方向』のセットはよく出てきますね。
“It’s pouring with rain” という言い方も見かけますが、 “It’s pouring” だけで「どしゃ降りの雨が降っている」ことを示せるので、わざわざ “with rain” を付け足す必要はありません。
むしろ、付けない方が自然ですね。
It’s pouring out there.
外はどしゃ降りだ。
It’s been pouring for the last few days.
ここ数日、どしゃ降りの日が続いている。
A: You’d better take an umbrella. It’s going to be pouring later in a day.
A: 傘を持っていったほうがいいよ。この後、どしゃ降りになるから。
B: It’s okay. I always carry a foldable umbrella in my bag.
B: 大丈夫。いつも折りたたみ傘をバッグに入れて持ち歩いているから。
「にわか雨が降る」は英語で?
「にわか雨が降る」は英語で、
- It’s showering
- It’s a shower
このように表現します。
“It’s showering“ の発音
“It’s a shower“ の発音
“shower” は「シャワー」や「シャワーを浴びる」という意味。
そこから転じて、「にわか雨」など短時間で止むような雨のことを指すときにも使われます。
“It’s showering” と “It’s a shower” のどちらも耳にするので、両方覚えておくのがオススメです。
“It’s a shower” を使う場合は、 “a” を忘れずに!
It was a shower a little while ago.
先ほどまでにわか雨が降っていました。
A: Is it raining out there? I’m on the subway right now.
A: 外は雨降ってるの?今、地下鉄に乗ってるんだよね。
B: No, it’s just a shower. It’s going to stop soon though.
B: いや、ただのにわか雨だよ。すぐに止みそうだけどね。
「パラパラ雨、小雨が降る」は英語で?
「パラパラ雨、小雨が降る」は英語で、
- It’s drizzling
- It’s sprinkling
このように表現します。
“It’s drizzling“ の発音
“It’s sprinkling“ の発音
“drizzle” は「小雨・細雨が降る」や「パラパラ雨が降る」の意味。
場合によっては「霧雨」を指すこともあります。
“sprinkle” も同じ意味で使われますが、 “drizzle” の方が「霧雨」のニュアンスで使うことの方が多めです。
人によって感覚の違いがあるため、どの程度の雨量を「霧雨」とするのかなど細かいルールは特に決められているわけではありません。
ちなみに、水撒きで使われる「スプリンクラー」という機械は “sprinkle” の関連語。水の量がそこまで多くないのが想像できますよね。
I though it was going to rain, but it’s drizzling actually.
雨がそれなりに降るかと思いきや、実はパラパラ降ってるのよ。
A: It’s raining heavily in Osaka. How’s the weather in Tokyo?
A: 大阪はけっこう雨降ってるよ。東京の天気はどう?
B: Not too bad. It’s just sprinkling now.
B: そんなに悪くはないよ。今はただパラパラ雨が降ってる。
「霧雨が降る」は英語で?
「霧雨が降る」は英語で、
- It’s misting
- It’s misty
このように表現します。
“It’s misting“ の発音
“It’s misty“ の発音
先ほど述べたように、 “drizzle” は「霧雨」の意味で使われることもあります。
“mist” は日本語の「ミスト」の語源となった言葉。
なので、「霧雨」のイメージはしやすいはずです!
“misty” は “mist” の形容詞。「霧の深い」や「かすみのかかった」といった意味があります。
It’s misting now.
今、霧雨が降っている。
It stayed misty until late in the morning.
朝方遅くまで霧がかかったままだった。
「どしゃ降り」や「パラパラ雨」の英語表現 まとめ
「大雨が降る」「どしゃ降り」は英語で、
It’s pouring
“pour” は「(液体などを)注ぐ」という意味があり、そこから転じて “It’s pouring” は雨が強く降っている「どしゃ降り」のときに使われる。
「にわか雨が降る」は英語で、
- It’s showing
- It’s a shower
“shower” は「シャワー」や「シャワーを浴びる」の他に、「にわか雨」など、短時間で止むような雨のことを指すときにも使われる。
「パラパラ雨、小雨が降る」は英語で、
- It’s drizzling
- It’s sprinkling
“drizzle” は人によって「霧雨」の意味で使うこともある。
「霧雨が降る」は英語で、
- It’s misting
- It’s misty
“mist” は日本語の「ミスト」の語源となった言葉。
また、 “misty” は “mist” の形容詞で、「霧の深い」や「かすみのかかった」といった意味がある。