飲食店の人が使う「(お店からの)サービスです」って英語でなんて言うの?
レストランに行くと「お店からのサービス」として、ドリンクや料理を無料でもらうことが稀にあります。
この「お店からのサービス」って、英語でなんて言うと思いますか?
日本語から考えてしまうと “It’s service from the restaurant” のようになってしまいますが、ネイティブはこのような言い方はしません。
ということで、今回は「お店からのサービス」の英語表現と使い方についてお届けします。
「お店からのサービスです」は英語で?
「お店からのサービスです」は英語で、
It’s on the house
このように表現します。
“It’s on the house” の発音
“It’s on the house” は直訳すると「それはその家の上にある」となってしまい、よくわからない意味になってしまいます。
ここで出てくる It’s(=It is)は、代金、料金を表していて、それが “the house” に “on(〜の上)” している状態。
“house” は「家」の意味でよく知られていますが、他にも「飲食店」や「ホテル・旅館」「議事堂」など、いろいろな種類の建造物(大きな建物)のことを言うんです。
“house” はもともと「(人を外界から)覆う、隠す」が語源と言われています。
実は、 「私のおごりです」を英語で “It’s on me” と言います。
これは、対象となるもの(=It’s)が私(me)の上に(on)にある状態を指し、そこから「私の側に料金を支払う状態がある = 私がおごる」となります。
“It’s on the house” は、この表現と同じ使い方ですね。
ちなみに、 “It’s” の代わりに “This is” や “That is(That’s)” なども使われますが、基本的にはすべて同じ意味になります。
「お店からのサービスです」の英語表現の使い方
では、「お店からのサービスです」を意味する “(It’s) on the house” の使い方を例文で見ていきましょう。
Here it is. It’s on the house.
どうぞ。お店からのサービスです。
This is a new dish, so please enjoy. It’s on the house.
新作メニューなので、ぜひ召し上がってください。お店からのサービスです。
I’m so sorry that your food is taking so long. Here’s a glass of champagne. This is on the house.
料理にお時間がかかっているようで大変申し訳ございません。シャンパンをどうぞ。これはお店からのサービスです。
A: This is my first time trying out McDonald’s in the US. I’m so excited!
A: 今回、初めてアメリカのマクドナルドに挑戦してみるんだ。とても楽しみだよ!
B: I bet you are! Oh, just let you know that you can refill the drink. It’s on the house.
B: そうだろうね!あ、一応言っておくけど、飲み物はおかわり自由だよ。タダだからね。
A: Seriously? That’s awesome!
A: マジで?最高じゃん!
「お店からのサービスです」の英語表現 まとめ
「お店からのサービスです」は、
It’s on the house
“house” は「家」の他に「飲食店」や「ホテル・旅館」「議事堂」など、いろいろな種類の建造物(大きな建物)のことを言う。