“throw caution to the wind” ってどういう意味?
英語には、自然や天気に関する英語表現がたくさんあります。
今回は、その中でもパッと見ただけでは、あまりピンとこない英語フレーズを紹介します。
“throw caution to the wind”
言うまでもありませんが、日本語の直訳の意味では使われず、ネイティブは別の意味で使っています。
ということで、 “throw caution to the wind“ は一体どんな意味になるのか。読み進めていただきながら使い方も合わせて見ていきましょう!
throw caution to the wind の意味は?
“throw caution to the wind” は、
- 大胆な行動をとる
- 後先考えず行動する
- 不注意なふるまい
こんな意味があります。
読み方は『スロー カァシュン トゥ ザ ウィンド』です。
発音のカタカナ表記は、限界がありますが・・・(苦笑)イメージを掴んでいただければいいかなと。
冒頭でも言ったように “throw caution to the wind” は直訳すると「風の中に注意を投げ捨てる」となります。
一見、直訳の意味はまったく違うように感じますが、以下のような解釈をしてみると、実際の意味を捉えやすくなるかもしれません。
- throw:投げ捨てる = 放る、(どこかへ)ふき飛ばす
- caution:注意 = (失敗の)心配をすること
- to the wind:風の中に = 外側に、空気中に、
「(失敗などの)心配事を(体の)外側にふき飛ばす」といった意味合いから、「大胆な行動をとる」や「不注意な振舞いをする」といった意味になることがわかるはず!
なんとなくでもいいので、イメージを持っておくと英語フレーズの覚えやすさは格段に変わりますよ!
英英辞典には、このように書かれています。
to do something without worrying about the risk or negative results:
Cambridge Dictionary
「リスクや残念な結果になることを心配せずに何かをすること」とあります。
失敗を恐れずに吹っ切って何か行動に起こしたら、それが後先考えない結果になったり、不注意な行動になってしまった、というわけですね。
throw caution to the wind の使い方
では、 “throw caution to the wind“ の使い方を例文で見ていきましょう。
He threw caution to the wind and bought a really expensive car.
彼は大胆にも、とても高価な車を買った。
You live only once, man. So, take whatever chance you get to throw caution to the wind.
人生は一度しかないんだ。だからチャンスがあれば思い切って挑戦してみたらいい。
A: Hey, I’m going to travel overseas for the first time. Is there anything I can be aware of?
A: 今度、初めて海外旅行に行くことになった。何か気をつけることはある?
B: Don’t throw caution to the wind. You shouldn’t leave any of your stuff when you save a seat.
B: 不注意な行動は禁物。座席をとるときに自分の荷物は置いちゃだめだよ。
A: Really? Why not?
A: そうなの?なんでダメなの?
B: It’s a cultural difference. There’s no such thing in foreign countries.
B: それは文化の違い。海外にはそんなものはないからね。
throw caution to the wind の英語表現 まとめ
- throw caution to the wind
- 大胆な行動をとる
- 後先考えず行動する
- 不注意なふるまい
「リスクや残念な結果になることを心配せず、何かをする」といった意味やニュアンス。