「万死に値する」は英語だとなんて言うんだろう?なんか難しい気がする・・・。
先日、ある大物政治家が「温暖化のおかげで北海道のお米はおいしくなった」と発言したことが物議を醸しました。
そして、それに対して別の政治家が「万死に値する(ばんしにあたいする)」と猛烈に批判をしたことで、また物議を醸しているようです。
「万死に値する」ってけっこうキツイ言葉ですよね・・・。
「死」という言葉が入っていますが、今回は日常で使われる表現を応用して「万死に値する」の意味としても使える英語表現を紹介していきます。
「万死に値する」の意味は?
「万死に値する」の意味で使える英語は、
- unacceptable
- unforgivable
このように表現します。
「万死」は文字通り「1万回の死」という意味があり、「万死に値する」はそれだけ多くの「死」と同等の重みがある、それほどの罪の重さがある、といった意味合いがあります。
ですが、この「万死に値する」は日本語特有の表現。
「万死に値する」はシンプルに言えば、「受け入れ難いこと」や「許されないこと」といった意味になります。なので、英語では “unacceptable” や “unforgivable” を使うのが適切でしょう。
さらに “totally” や “absolutely” を前につけて “totally unacceptable” などとすると、より強調した言い方ができます。
ちなみに、「万死に値する」をそのまま英語で訳そうとすると、
- deserve to die 10,000 times
- worth thousands of deaths
“deserve” や “worth” は「(報い・賞などを受けるに)ふさわしい、値する」といった意味があります。
ただこういった表現は、日本語を無理やり英語に訳した感じが強いため、実際にはネイティブはほぼ使いません。
「万死に値する」の英語表現の使い方
では、「万死に値する」の意味で使える “unacceptable” や “unforgivable” の使い方を例文で見ていきましょう。
You can’t smoke in the office. That’s unacceptable.
社内でタバコを吸えませんよ。それは受け入れられないことです。
What he said about Hokkaido is totally unacceptable.
彼が北海道について言ったことは万死に値する(=到底受け入れ難いことだ)
The guy insulted and humiliated a woman in front of many people. That’s absolutely unforgivable.
その男は大勢の人の前で女性を侮辱し恥をかかせた。それは絶対に許されないことだ。
「万死に値する」の英語表現 まとめ
- unacceptable
- unforgivable
「万死に値する」はシンプルに言えば、「受け入れ難いこと」や「許されないこと」といった意味。なので、英語では “unacceptable” や “unforgivable” を使うのが適切。
「万死に値する」のニュアンスにより近づけるなら “totally” や “absolutely” を前につけて “totally unacceptable” のようにすると良い。